大阪市:焼肉店経営者必見!無煙ロースター火災の急増と予防対策
大阪市で無煙ロースター火災が急増!焼肉店経営者は注意が必要!
近年、大阪市では焼肉店における無煙ロースターから発生する火災が急増しています。
無煙ロースターは、煙を少なくし、店内をクリーンに保てることから、多くの焼肉店で導入されています。しかし、その一方で、下引きダクト方式の無煙ロースターから出火する火災も増加しています。
大阪市消防局によると、令和5年には過去5年間で最も多い12件の火災が発生しました。
無煙ロースター火災の原因と予防対策
火災の原因としては、以下の点が挙げられます。
防火ダンパーの不備: 防火ダンパーが設置されていない、あるいは設置されているものの、清掃不足により油脂で固着してしまい、正常に閉鎖していないケース。
排気ダクトの清掃不足: 床下に設置された排気ダクト内部の清掃を長期間実施していないために、油脂が堆積し、火災の原因となるケース。
ダクトと可燃物との離隔距離不足: 火災予防条例に規定されている排気ダクトと可燃物との離隔距離が確保されておらず、さらに不燃材による被覆が施されていないケース。
これらの原因を防ぐためには、以下の予防対策が重要です。
防火ダンパーの点検・清掃: 防火ダンパーは日常的に点検・清掃を行い、油脂等が堆積しないよう注意する。
排気ダクトの定期清掃: 定期的にメーカー等に排気ダクトの洗浄を依頼する。
ダクトと可燃物の離隔距離確保: ダクトと可燃性の部分との間隔を10センチメートル以上確保するか、ダクトを不燃材料で被覆する。
* 消防署への事前相談: 店舗を新たに開店する、または改装する場合は、事前に所轄の消防署に相談する。
火災を未然に防ぐために
無煙ロースターは、適切な管理とメンテナンスを行うことで、安全に利用できます。
大阪市消防局では、無煙ロースター火災の予防啓発チラシを作成し、焼肉店経営者への周知活動を行っています。
火災は、一人一人の意識と行動によって防ぐことができます。
焼肉店経営者の皆様は、火災予防対策を徹底し、安全な店舗運営に努めてください。