逗子に新たな価値を提供するカフェがオープン!
神奈川県逗子市にある「Caffe di Mottene」(カフェ・モッテーネ)が、2020年7月23日にJR逗子駅前にオープンしました。このカフェは「まちのもったいない有効活用プロジェクト」の一環として立ち上げられており、廃棄されてしまう農作物や就業機会が得にくい人材を活用しています。
もったいない農作物の魅力
廃棄される運命にある農作物には味が美味しいにもかかわらず、規格外や傷がついているために市場で販売されないものがたくさんあります。カフェ・モッテーネでは、こうした“もったいない農作物”を仕入れ活用したオリジナルドリンクやカフェメニューを提供しています。例えば、葉山の梅を使用したジュースや、摘果された青ミカンを使ったかき氷、売れない傷有スイカのジュースなど、季節に合わせた多彩なメニューが揃っています。
地域の人材を大切に
このカフェは、美味しい農作物を利用するだけでなく、子育て中の女性など「もったいない人材」を積極的に採用しています。高い能力を持ちながら、就業機会を得にくい彼女たちが、カフェのスタッフとして活躍することで、地域全体で経済的な価値を生み出そうとしています。
サステナブルな取り組み
カフェ・モッテーネは環境への負荷をできる限り抑える工夫も行っています。テイクアウト容器には、再生プラスチックや植物由来の素材、生分解性プラスチックなどを使用し、使用する材料にも風味や環境配慮が求められています。
地域社会への貢献
「まちのもったいない有効活用プロジェクト」は、地域の農作物と人材の有効な活用を目指しています。地元の高齢者や子育て中の家庭が収穫した果実が、フレッシュで美味しいドリンクやシャーベット、かき氷として生まれ変わります。
さらに、愛媛のもったいない伊予柑のジュースや、地域の他の事業者と連携した商品も取り入れ、幅広いラインナップが実現しています。地元の人々と連携して活動することで、持続可能なライフスタイルを地域に根付かせることを目指しています。
今後の展開
このカフェは今後、青ミカンを使った新商品の開発や地域の規格外農作物の販売、さらにはアップサイクル商品の制作拠点となる「Atelier Mono Creer」(アトリエ・モノクレ)の開設を予定しており、地域の人々との繋がりを深めていく計画です。
地球温暖化や多様性の喪失、貧困問題などがある中で、「Caffe di Mottene」は地域社会に明るい未来をもたらす一助となることを目指しています。さまざまな「もったいない」を活かして地域を盛り上げるこのカフェに、今後も注目していきましょう!
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