新たなクラフトスピリッツ「日の丸蔵風土 葉桜」の誕生
茨城県那珂市の木内酒造株式会社が、地元の八重桜の葉を活用したスピリッツ「日の丸蔵風土 葉桜」を発売することになりました。この製品は2023年から始まった特産品開発プロジェクトの成果であり、那珂市の「市の木」である八重桜の葉の美しさと香りを食を通して楽しむことができる一品です。
八重桜の魅力を生かした取り組み
那珂市は、県内でも著名な桜の名所である「静峰ふるさと公園」を擁し、訪れる人々に癒しを提供しています。公園には約2,000本の八重桜が植えられ、春にはその美しい姿が多くの人々を魅了しています。これらの八重桜の葉を使ったスピリッツは、地域の特色を活かし、観光だけではなく地元の食文化の発展にも寄与することを目指しています。
実際に、静峰ふるさと公園にある八重桜は農薬を使用せずに育てられ、2024年春に収穫される予定です。収穫した葉をスピリッツに付け込むことで、八重桜特有の優しい香りが楽しめるクラフトスピリッツが完成します。この製品のリリースを通じて、木内酒造は地域の魅力をさらに広めることを期待しています。
商品概要
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商品名:日の丸蔵風土 葉桜
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品目:スピリッツ
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内容量:300ml 瓶
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原材料名:スピリッツ(国内製造)
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アルコール分:35%
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小売価格:1,800円(税込)
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製造者:木内酒造株式会社
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販売地域:木内酒造直営店、那珂市ふるさと納税
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販売時期:2024年10月4日(金)
この特産品は、八重桜の花びらと葉に加え、那珂市の花であるひまわりの種、レモンピール、山椒、紫蘇などのボタニカル素材を使用して作られています。そのため、柑橘系の爽やかさや日本独特のスパイシーな風味も感じられ、非常に奥行きのある味わいに仕上げられています。
地元の酒造の歴史
木内酒造は1823年に設立され、以来約200年にわたり日本酒を中心とした様々な酒類を製造してきました。その過程で得た発酵や熟成に関する技術を活かし、他にも焼酎、リキュール、ビールなどを手掛け、2022年には「日の丸ジン 蔵風土」として新たなクラフトスピリッツの販売も開始しました。
同社の製品は、常に地元の特産物を取り入れながら、新しい味わいを追求し続けています。飲食事業にも積極的に取り組み、地域の食文化の発展にも寄与しています。
観光スポットとしての「静峰ふるさと公園」
静峰ふるさと公園は、関山や一葉など約10種類の八重桜を含む、約2,000本の桜が植えられている公園で、1965年に開園されました。春になると見事な花を咲かせ、多くの花見客を惹きつけています。公園は、自然の美しさや八重桜の魅力を体感できる場として、地域の人々だけでなく観光客にも人気のスポットとなっています。
木内酒造は、これからも地域の特産品を活かした新しい取組みを通じて、茨城県那珂市の魅力を発信していくことでしょう。「日の丸蔵風土 葉桜」を通じて、八重桜の美しさとともに、地域の食文化も楽しんでみてはいかがでしょうか。