「Craftsman school」の立ち上げ
昨今、町工場の技術と魅力を広めるべく、大阪府東大阪市に拠点を置く株式会社MACHICOCOが「Craftsman school(クラフトマンスクール)」の立ち上げを発表しました。
このプロジェクトは、町工場における技術を学ぶ意思を持つ人々に向けたもので、クラウドファンディングを通じて資金を募っています。
背景
「Craftsman school」は、MACHICOCOの代表が長年の経験を経て抱いた、モノづくりの素晴らしさと町工場の課題に対する想いから生まれました。
具体的には、職人の高齢化や後継者不足、人材不足といった問題に直面する町工場を活性化し、若い世代にモノづくりの楽しさを伝える場を提供したいという志が込められています。
学びの場としての特徴
このスクールの最大の魅力は、東大阪の各町工場で実際に働く職人たちが直接教えてくれる点です。
参加者は、以下の8社の職人からさまざまなモノづくりのスキルを学ぶことができます。
- - 双葉塗装株式会社: コテコテの関西弁で塗装技術を教える
- - 株式会社豊里金属工業: 試作板金工場で板金加工技術を体験
- - 大阪石材工業株式会社: 楽しさを追求する石材加工技術
- - 高山技研合同会社: 飛行機愛溢れる研削技術の習得
- - 株式会社盛光SCM: カフェ空間死での楽しく学ぶ金属加工
- - 有限会社津島: 射出成形技術を熟知した職人が指導
- - 株式会社松下工作所: オーダーメイド金物制作に特化した施設
- - 株式会社吉武鉄工所: 歴史ある加工メーカーでの実習
多様なプログラム
「Craftsman school」では、単なる技術指導にとどまらず、様々なプログラムを用意しています。
例えば、町工場やモノづくりの世界に触れたい方々のための定期開催の「町工場ツアー」、子どもたちが自らの才能を見つけるための「放課後モノづくり教室」、スキルアップを目指す技術者向けの「ガチ技講座」など、多岐にわたる内容が展開されます。
町工場のイメージを変える
一般的に、町工場は「3K(きつい、汚い、危険)」というネガティブなイメージがある中で、MACHICOCOは「3T(楽しい、頼もしい、テンション上がる)」へとそのイメージを転換する取り組みを行っています。
このスクールは参加者に、町工場の持つ可能性を体感し、実際のモノづくりに参加する機会を提供するものです。
目指す未来
最終的には「町工場のテーマパーク」を構想しており、多くの人々がモノづくりを体験し、自分だけの形を作り出せる場を創造することを目指しています。
この大学の開校が実現すれば、若い世代にモノづくりの魅力を広めると共に、町工場の技術力を次世代へつなぐ大きな一歩となるでしょう。
クラウドファンディングの詳細
- - 期間: 5月23日~7月8日
- - 目標額: 100万円
- - リターン: 詳細はクラウドファンディングページを参照
「Craftsman school」が実現することで、町工場の技術と魅力が広まり、多くの人々が新たなスキルを学び、それを生かしていくことが期待されます。
今後は、MACHICOCOが提供する新しいモノづくりの場を通じて、地域の活性化や町工場の持続可能な成長を目指していくことでしょう。