ペーパーレス化の展望
2025-07-24 11:11:44

2025年ペーパーレス化アンケート結果発表と今後の展望

2025年ペーパーレス化の取り組みに関する調査結果



株式会社デージーネットは、2025年5月28日から30日まで開催されたJapan IT Week【名古屋】において、企業のペーパーレス化に関するアンケートを実施し、その結果を発表しました。近年、リモートワークの普及やSDGsへの関心から、ペーパーレス化がますます重要視されています。本記事では、デージーネットの調査結果を元に、企業におけるペーパーレス化の現状と今後の展望について詳しく見ていきます。

アンケート概要


調査は、デージーネットのブースに訪れた企業担当者を対象に行われました。アンケートの有効回答数は194件で、有効回答率は97.0%という高い数字を記録しました。これにより、信憑性の高いデータが得られました。

現在の取り組み状況


アンケートの結果、2025年において75.6%の企業が『紙データの電子化』に取り組んでいるとのことです。この数字は、企業がデジタル化に向けて大きな一歩を踏み出していることを示しています。また、60.2%の企業が『WEB会議システムの導入』を進めており、業務の効率化に貢献しています。

さらに、興味深い点として、2023年の調査と比較してオンライン研修の導入が21.4%増加していることが挙げられます。これにより、企業はリモート環境でも社員のスキルアップができる施策を強化していることが分かります。

今後の取り組み希望


2025年の調査では、28.7%の企業が今後『紙データの電子化』を更に進めたいと回答しました。また、18.9%の企業が『文書管理システムの導入』を望んでいます。しかし、2023年に課題視されていた『見積書の電子化』や『経費精算のシステム化』の希望は減少している傾向にあり、これはすでに多くの企業がこれらの課題に対処できていることを示唆しています。

特に興味深いのは、『動画配信システムの導入』に関心を持つ企業が2023年から7.1%増加したことです。スマートフォンやPCの技術進歩に伴い、手軽に動画を制作・配信できる環境が整ったことで、研修やマニュアルを動画形式に転換したいというニーズが高まっています。

ペーパーレス化に向けた提案


デージーネットでは、ペーパーレス化を支援するためのソフトウェアとして『Fess』を推奨しています。これはオープンソースソフトウェアであり、無料で利用できるため、コストを抑えつつ効率的な検索機能を提供しています。『Fess』のOCR機能を利用することで、スキャンした紙の文書も容易に検索可能となります。

他にも、学習管理システムとして『Canvas LMS』や、動画管理システム『AVideo』の導入を提案しています。これらは社内の情報を安全に管理しながら、オンラインでの学習や動画配信をサポートする機能を提供します。

終わりに


2025年のアンケート結果から、ペーパーレス化は着実に進展を見せていますが、依然として多くの企業が課題に直面していることも伺えます。今後、デージーネットはこれらの企業に対し、支援サービスを通じて、さらなるペーパーレス化の実現を目指していきます。企業のニーズに応じたシステム設計や導入後のサポートを行うことで、持続可能なビジネス体制の構築を支援していく所存です。


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会社情報

会社名
株式会社デージーネット
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電話番号

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