次世代ロボットエンジニア育成プロジェクト始動
次世代ロボットエンジニア支援機構(通称Scramble)では、高校生向けに大型ロボット教材の開発を進めています。この事業は現役エンジニアや研究者、教員といった様々なボランティアが協力し、「エンジニアが自らの手で次世代のエンジニアを育てる」という理念の下に運営されています。
事業の意義
これまで、ロボット開発に関する教育は高等専門学校や工業高校に限られてきました。日本が科学技術立国であり続けるためには、高校生がもっと積極的に科学や技術に触れる必要があります。Scrambleは、次世代のエンジニアを育成するために、エンジニア選手権やジュニアロボットチームなどの事業を展開し、地域部活動を促進しています。
ロボット教材の特徴
新たに開発されるロボット教材は、初めてロボット製作に挑戦する生徒や教員にも取り組みやすいカリキュラムが組まれています。また、それだけでなく科学技術に対する興味を引き出すような本格的な大型ロボットを使い、エンジニア選手権にも出場できる内容になっています。 つまり、楽しみながら工学の基礎を学ぶことができるというわけです。
ボランティア概要
今回のボランティア募集は、Scrambleの社会貢献活動の一環として行われます。このプロジェクトに関わることで、次世代エンジニアたちがどのように育っていくべきかを現役エンジニア自らが考え、実践するチャンスです。特に定義された活動内容は以下の通りです。
ロボット教材開発/テキスト作成チーム
- - 募集人数: 10名
- - 活動内容: ロボット教材の電気、機械、制御などの仕様検討・試作・改良、使いやすさを考慮したコンテンツの作成、開発プロジェクトのマネジメントを行います。
- - 活動時間: 在宅作業を基本に、オンライン会議(平日夜間または休日)への参加が必要です。出張の可能性もあり、旅費は支給されます。
- - 活動期間: 2026年3月まで(その後も参加は歓迎)。
事業運営チーム
- - 募集人数: 5名
- - 活動内容: 事業計画の立案、高等学校や教育委員会との連携、広報活動を担当します。
- - 活動時間: 在宅を基本としてオンライン会議に参加。必要に応じて対面打ち合わせにも参加可能(旅費支給)。
- - 活動期間: 2026年3月まで(同様に、その後の参加も歓迎)。
参加資格
次のような方々を特に歓迎しています。
- - STEAM教育や協同的な学びに興味がある方
- - 工学の楽しさを多くの生徒に広めたい方
- - ロボット開発や電子工作が好きな方
- - 新規事業の立ち上げに興味がある方
参加のメリット
本プロジェクトに参加することで、以下のようなメリットがあります。
1. 新規事業立ち上げの経験を得る
2. 教育やロボット分野の知見を深める
3. 同じ興味を持つ仲間と繋がる機会が得られる
ボランティア活動は、自分のペースで関わることができるため、少しでも興味があれば気軽にお問い合わせを。次世代のエンジニア育成の一助となりましょう!
Scrambleについて
所在地: 京都府相楽郡精華町精華台7-5-1 けいはんなオープンイノベーションセンター209号室
設立: 2020年5月
URL:
Scramble公式サイト
代表: 川節 拓実(京都大学講師)
事業内容: 次世代エンジニアの育成・支援、ものづくりの活性化