アイリスとレイヤードが手を組み医療DXを加速！

アイリスとレイヤードの業務提携

2023年、AI医療機器を手掛けるアイリス株式会社と、WEB問診サービスを提供する株式会社レイヤードが、業務提携契約を締結しました。この提携により、両社はそれぞれのサービスの機能を連携させることで、医療デジタルトランスフォーメーション（DX）の推進を目指しています。

両社のサービス概要

株式会社レイヤードの『Symview（シムビュー）』

レイヤードが展開する『Symview』は、医療従事者による高度な予備問診を簡単に実現するクラウド型のWEB問診システムです。このサービスを使うことで患者はスマートフォンから、医療機関に行く前に自身の健康状態を入力できます。この事前問診により、感染症対策や診察時の業務効率化が実現でき、電子カルテとの連携も可能です。

アイリスの『nodoca®』

一方、アイリスが提供する『nodoca』は、咽頭の画像と問診データをAIが分析し、インフルエンザの診断をサポートする医療機器です。このAI技術を活用することで、医療現場では診断の迅速化が実現し、診断精度も向上します。特にインフルエンザの特徴的な所見を検出する能力に秀でています。

業務提携の目的と今後の展開

両社のサービスが連携することで、患者の問診情報が共有されるようになり、医療現場での業務効率が大きく向上します。これにより、患者の待ち時間が短縮されることも期待されます。さらに、両社はマーケティング活動を通じて、医療DXの普及促進に力を入れていく方針です。

アイルスは、AI技術を駆使したインフルエンザ診断を通じて得た経験を活かし、様々な課題に直面している医療機関との共創を進め、医療の質向上に貢献していく意向です。