建設業界におけるアフターインボイス導入と課題を探る調査結果

建設業界におけるアフターインボイスの現状

株式会社建設ドットウェブは、建設業者の現状を把握するために、システム利用状況に関するアンケート調査を実施しました。この調査は、特に中小建設業者のアフターインボイス制度導入後の影響を探るものです。

1. アンケートの概要と目的

調査対象は建設会社であり、調査期間は2024年9月5日から9月18日まででした。1,749件のアンケートを配信し、実態を明らかにすることを目的としています。これにより、中小建設業がどのような取り組みを行っているのか、またどのような課題に直面しているのかを把握しました。

2. 調査結果の主な傾向

調査の結果、インボイス制度導入に関して、従業員規模にかかわらず多くの企業が「免税事業者からの請求書に関わる作業」に苦労していることが判明しました。特に、免税か課税かの確認業務が多大なストレスをもたらしているとのことです。

また、今後の取り組みとして「発行請求書のペーパーレス化」を希望する企業が最も多く、次いで「受領請求書のペーパーレス化」が続きました。この結果から、業務の簡便化に向けた強いニーズがうかがえます。

3. 経営課題の明確化

さらに、経営課題に関するアンケートでは、人材確保の重要性が際立っており、他の項目と比べて大きく差をつける結果となりました。中小建設業者が今後どのように成長していくかにおいて、人材確保は極めて重要なファクターであると言えるでしょう。

4. どっと原価シリーズの効果

今回の調査においても、建設ドットウェブの原価管理システム「どっと原価シリーズ」が中堅建設業のニーズに合致するという結果が出ています。このシリーズは、勤怠管理や経費精算、電子発注ソフトとの連携が可能で、業務の効率化が期待されます。特に、データをクラウド上で管理し、リアルタイムに情報を取得できる点は、外出先でもビジネスをスムーズに進められる大きな利点です。