戸越銀座商店街が内閣総理大臣表彰を受賞し防災意識の向上を図る

戸越銀座商店街が防災功労者表彰を受賞

東京都品川区に位置する戸越銀座商店街連合会は、パナソニックホームズ株式会社、株式会社HITOTOWAとの協力によって行った防災まちづくりの取り組みが高く評価され、この度、内閣府の令和6年「防災功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しました。この表彰は、地域の防災力向上や防災思想の普及に寄与した個人や団体に贈られるものです。

活動の背景と取り組み

この受賞は、戸越銀座商店街が新型コロナウイルスの影響を受けた際、地域の祭りを「まちなか防災訓練」として再構築したことによります。商店街が持つネットワークを利用し、参加者を増やすことで防災イベントの開催が実現しました。この結果、過去2年間で関係者の数は3倍に増加し、地元の住民の防災意識も高まりました。

受賞理由と防災思想の普及

表彰されるにあたり、地域住民の防災意識の向上や多世代にわたる参加の成果が特に評価されました。商店街は防災フェーズフリーの考え方を取り入れ、地域での防災訓練を行い、各種イベントや取り組みを通じて参加者に実践的な防災対策を学ぶ機会を提供しました。

特に、以下のようなポイントが挙げられます：
1. まちなか防災訓練の実施：地域住民が主役となり、実践的な防災活動を体験。
2. 産官学連携の強化：商店街の役割を再定義し、地域全体での防災活動を推進。
3. 子どもと保護者の協働：子どもたちの「体験したい気持ち」と保護者の「子どもに体験させたい気持ち」を結びつける企画を実施。