TOMACGのAI導入による業務効率化
はじめに
近年、企業にとって業務の効率化は重要なテーマとなっています。特に、AI技術の進展により、その実現が現実のものとなりつつあります。東京に本社を置くTOMAコンサルタンツグループ(TOMACG)は、この流れに乗じて、JAPAN AI株式会社のAIソリューションを導入しました。これにより、同社は業務の効率化だけでなく、専門家の時間をより価値のある業務に集中させる環境を整えています。
導入の背景
TOMACGは、会計や税務、人事労務、経営などにおいて、中堅・中小企業へのワンストップサービスを提供する総合コンサルティングファームです。約200名の専門家を擁し、1,200件以上の顧問業務をこなしています。しかし、過去には議事録の作成や提案資料の整備、財務分析といった業務に多くの時間を費やしていました。
以前からRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やクラウドサービスを駆使して、非効率な作業の削減を図ってきましたが、AI導入後はさらなる飛躍を目指しました。同社の目的は、専門家が「答えのある仕事」をAIに任せることで、顧客の課題発見や提案に多くの時間を使う環境を実現することです。
AIエージェントの導入
TOMACGは、全社員に対して初期段階からJAPAN AIのアカウントを配布し、部門別に業務に応じた32のAIエージェントを開発しました。このエージェントは、専門家が質の高い業務を提供するためのツールとして機能します。具体的には、議事録の自動作成、社内問い合わせへの初期対応、専門業務の補完、契約書や提案書の確認など多方面で活躍しています。
議事録の自動作成
以前、議事録作成にはアシスタントが同席し、手動で作成していました。しかし、現在では「JAPAN AI SPEECH」を使用し、自動化されたプロセスで迅速に作成が可能に。これにより、面談の必要人数を減少させることも実現しています。
社内問い合わせ対応
社内ルールに基づく問い合わせには、「情報システム問い合わせボット」と「人事総務問い合わせボット」を採用。これにより、社員の負担が軽減され、業務の円滑化が進みました。
専門業務の補完と財務分析
税務申告やM&Aに関する作業でもAIを駆使し、大量の資料やデータを分析するAIエージェントを開発しました。導入企業の一例では、分析時間を従来の10分の1以下に短縮した実績もあります。
提案資料作成の効率向上
契約書や提案書のチェック作業もAIによって効率化。従来は数日かかっていた提案資料の作成が、骨子をもとに約30分で完了することも。これにより、業務効率が飛躍的に向上しました。
今後の展望
TOMACGは、AIエージェントを今後も整備し続け、全社的なAI活用を促進します。JAPAN AIで作成された議事録の外部ツールへの自動登録など新たな機能も検討中で、組織全体のコンサルティング品質向上をめざしています。
まとめ
TOMACGのJAPAN AI導入は、業務効率化に対する明確なビジョンとその実践がどのように連携しているかを示す成功例です。専門家が本質的な業務に時間を集中できる環境が整い、今後のさらなる進化に期待が寄せられます。