OSL Groupが日本市場戦略を発表
2025年2月6日、香港証券取引所に上場するOSL Group Limitedは、東京都港区にて日本市場戦略発表会を開催しました。この会議では、グループ傘下のCoinBest株式会社が「OSL Japan株式会社」へと社名変更したことが発表され、今後の戦略についても詳しく説明されました。
新たな社名「OSL Japan」の意味
OSL Japanの新社名は、OSL Groupのグローバルなビジョンを反映したものであり、日本市場においての成長を目指しています。代表取締役社長の雒 東生(ラク・トウセイ)氏は、新社名を発表し「私たちはCoinBest株式会社からOSL Japan株式会社に変わりました。この変更は、OSL Group全体の強化を図る一歩です」と述べました。
続いて、OSL Group LimitedのCEOケビン・クイ氏が、企業の背景や活動について詳しく紹介。彼は、「OSL Groupはデジタル資産業界において多くの実績を積み上げてきました。私たちは『Open』『Secure』『Licensed』という理念の元、全ての個人や企業が信頼できる方法で暗号資産にアクセスできる世界を構築することを目指しています」とコメントしました。
日本市場進出の意義
OSL Japanは、日本市場を重視する理由について詳しい説明をしました。雒社長は「日本市場は規制が整っており、我々のような企業が展開するには理想的な場所です。また、人口動態からも成長の余地があります。日本の口座数は香港よりも多いというデータがあり、活発な市場であることを証明しています」と語りました。
新たにOSL Japanを設立することで、グローバルな専門知識や最新のインフラを活用し、日本におけるビジネスの拡大を図ることが計画されています。OSL Japanは、特に富裕層や機関投資家、個人投資家向けにサービスを展開し、そのニーズに応えるための組織体制を整えているそうです。
今後の展望とサービス提供
今後、OSL JapanはOTC(相対取引)デスクや暗号資産のカストディサービス、商品提供などを実施していく予定です。また、顧客体験の向上を図るために特別なアドバイザリーサービスの提供も検討されています。
「私たちは日本チームを組織し、現地のニーズに応じたサービスを展開していくつもりです。正確な情報に基づき、安全で安心できる取引環境を提供することが私たちの使命です」とケビン・クイ氏は強調しました。
登壇者プロフィール
OSL Group Limited CEO。上海交通大学で学び、GoogleやFangDuoDuoでシニアリーダーを歴任した後、デジタルアセット分野でイノベーションを推進。
OSL Japan株式会社代表取締役社長。島根大学大学院卒、金融の専門家として日本と中国間のビジネス交流を推進。
OSL Groupが提供するサービスは、金融とテクノロジーの融合を図り、常に変化する市場ニーズに応えるものとなっています。日本市場への本格的な進出を機に、さらなる信頼性の高いサービスの提供が期待されています。OSL Japanの成長に今後も注目が集まるでしょう。