脱炭素化を担う人材育成へ!「グリーン人材開発協議会」設立、産官学連携で人材不足解消を目指す
2024年7月2日、脱炭素領域に特化した人材紹介及びリスキリング事業を行うグリーンタレントハブ株式会社が中心となり、「グリーン人材開発協議会」が設立されました。同協議会は、カーボンニュートラル実現に向けた人材育成の課題解決を目指し、産官学連携による取り組みを推進していきます。
協議会設立の背景には、日本国内で加速するGX(グリーン・トランスフォーメーション)への取り組みがあります。経済産業省のGXリーグが「GXスキル標準」を公表し、岸田首相もGX国家戦略の策定を指示するなど、脱炭素化に向けた動きは活発化しています。
しかし、再生可能エネルギー、蓄電池、電力市場、水素など、脱炭素化社会の実現に不可欠な分野において、専門知識を持つ「グリーン人材」は不足しています。同協議会は、この人材不足を解消し、脱炭素化を推進していくために設立されました。
協議会は、国際大学学長 橘川武郎氏を代表とし、グリーンタレントハブ株式会社、株式会社MakeD、トイトイ合同会社、デジタルグリッド株式会社、株式会社アイデミー、OLIENT TECH株式会社の6社が発起人となっています。
協議会は2つの領域で活動
同協議会は、グリーン人材の育成・確保、スキル開発、キャリア形成を推進するために、「協調領域」と「競争領域」の2つの領域で活動していきます。
①協調領域
- - 会員各社・各人ごとの取り組みを超えて、産官学連携による施策の立案と実行、政策提言を行います。
②競争領域
- - 会員各社・各個人の提供サービスやノウハウを集約し、グリーン業界従事者のスキル・キャリア開発に必要な環境を整備します。
活動の軸は「グリーン人材の職務定義」と「キャリアマップ策定」
同協議会は、以下の3つの活動軸を掲げています。
- - グリーン人材の職務定義とキャリアマップ策定
- - 他業種から人材を呼び込むキャンペーン
- - グリーン人材のスキル開発・キャリア開発
設立イベントで今後の活動について発表
同協議会は、2024年8月2日に「グリーン人材開発協議会 設立イベント」をオンラインで開催します。イベントでは、協議会設立の目的や今後の活動内容について発表されます。
イベントには、経済産業省、東京大学大学院、国際大学、株式会社ブリヂストン、株式会社コトラ、デジタルグリッド株式会社などの関係者が出席し、パネルディスカッションなどを行います。
脱炭素化社会の実現に向けて
同協議会は、産官学連携による取り組みを通じて、脱炭素化を推進する人材の育成と確保を促進することで、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指しています。
関連情報
- - グリーン人材開発協議会:https://greentalent.jp/
- - グリーンタレントハブ株式会社:https://greenth.co.jp/