2024年10月19日と20日の2日間にわたり、埼玉県大宮ソニックシティ・大ホールで開催された新たなダンスコンテスト『アニメ・コレオグラフィー・レジェンド』(通称、#アニコレレジェンド)が、アニメとダンスの融合によるエンターテインメントの新たな一面を提示しました。
この大会は、ストリートダンス振付師の才能を生かしたダンスイベント『Legend Tokyo』から発展し、アニメやゲームをテーマにした作品が多数披露されました。オープニングでは、世界的なコスプレイヤーとアニソンオーケストラがコラボし、観客を魅了する華やかな演出が行われました。22組のコレオグラファーが次々と舞台に立ち、アニソンの生演奏に合わせてパフォーマンスを披露し、会場は熱気に包まれました。
観客たちは、アニメやゲームの名シーンを再現したダンスを楽しみ、原作を知らない人でも楽しむことができる多彩な作品の数々に心を躍らせました。この大会では、さまざまなアニメの楽曲が使用され、その中には「THE FIRST SLAM DUNK」や「サザエさん」、「DEATH NOTE」などがありました。
特に目を引いたのは、初代王者に輝いたオーシャンさんが「THE FIRST SLAM DUNK」をテーマにした舞台演出です。オーシャンさんは、まるでバスケットコートにいるかのような臨場感を持たせたダンスを披露し、観客からの大きな拍手を浴びました。
また、大会ではREAL AKIBA BOYZのジュニアチームや、アニソンの新星たちによるライブも行われ、エンタメとしての深みを一層増しました。
全体の表彰式では、各種アワードが発表され、観客の支持を集めた作品にはオーディエンス賞がありました。「サザエさん」をオマージュしたキムラモトコとカバオの「Rock-Paper-Scissors」が注目を浴びました。さらに、優れた演出や振付を評価する多くの部門賞も設けられ、特に印象に残ったのはエンタメ賞やアート賞といった新たな視点を提供する賞でした。
閉会式では各審査員からの賛辞とともに、次代のクリエイターたちへの期待も寄せられました。ダンスを通じて広がる可能性を感じさせる大会は、今後の日本のエンタメ文化に大きな影響を与えることでしょう。
開催後には大会の模様を収めた映像がYouTubeで公開される予定で、観客やダンスファンはこれまでの作品を改めて楽しむ機会を持つことができるようです。アニメとダンスのコラボレーションは今後も続くことになりそうで、次回の#アニコレレジェンドも期待が高まります。