広島市が主催した経営者向け講演会
2023年10月、広島市は経営者を対象とした特別講演会を開催しました。この講演には、東京に本社を置く株式会社NSJAPANが登壇し、同社の代表取締役である内藤脩平氏が講演を行いました。特に元Apple Japanの代表を務めた山元氏の監修による成功事例を元に、新規事業の立ち上げにおける「勝ちパターン」について解説がありました。
広島市の地域課題と「スポーツ×Tech」のアプローチ
講演会の開催背景には、広島市が抱えるいくつかの構造的な課題があります。特に若者の県外流出やスタートアップ企業の不足が地域の発展を阻んでいる現状があります。このような課題に対抗するために、広島市は地域特有の「スポーツに熱狂する文化」を活かし、「スポーツ×Tech」という新たな事業創出の切り口を模索しています。
地域にはスポーツが盛んな土壌と、豊かな地場企業が存在しますが、高齢化や事業承継の問題が新規事業の探索を難しくしています。このため、講演会では新たな試みとして、地域の強みを産業化することを目指す取り組みが紹介されました。
具体的な講演内容と参加者の反響
当日の講演では、成功事例を分析して誰でも再現できる手順に落とし込むことが強調されました。具体的には、以下の点が論じられました。
- - 新規事業が停滞する理由の特定:顧客不在や検証不足、社内合意の遅れ
- - CPF(Customer Problem Fit)からPMF(Product Market Fit)への進め方
- - 営業を属人から再現可能にするための手法
- - スポーツとTechを組み合わせる際の注意点
参加者には広島市内の経営者や新規事業担当者が約30名集まり、活発な質疑応答が展開されました。「具体的な成功事例が参考になった」「東京の先進的な営業手法を学べた」といった参加者からの声も得られ、地方にとって重要な学びの場となったことが伺えます。
代表者の言葉と今後の展望
NSJAPANの内藤氏は、「AI時代でもビジネスの根本は人との信頼関係である」と述べ、地域企業と共に新たなビジネスチャンスを見出していくことが重要だと語りました。東京と地方をつなぐ架け橋として、今後も広島市他地域での支援を続けていく方針であり、地方企業の持続的成長に貢献していく考えです。
さらに、この講演会は広島市が進める首都圏企業の交流促進の象徴的な機会ともなり、参加者同士のビジネスネットワーク構築にも寄与しました。
今後も広島を中心とした経営支援活動や営業ノウハウの提供を強化し、地域経済の活性化を目指すNSJAPANの挑戦に期待が寄せられます。なお、NSJAPANでは2026年1月6日より、営業リスキリングの重要性を伝えるテレビCMを放映予定で、更なる広報活動の展開を図っています。