レジル株式会社、CDP気候変動調査で高評価を得る
東京都千代田区に本社を置くレジル株式会社が、上場初年度にして国際的な非営利団体CDP(Carbon Disclosure Project)の気候変動レポート2024において、マネジメントレベルの「B」評価を獲得しました。これは、同社の情報開示の透明性や環境問題への取り組みが認められた結果です。
CDPとは
CDPは企業や自治体の環境対策を評価し、環境への影響を調査するグローバルな情報開示システムを運営しています。2000年に設立され、持続可能な投資や調達のための重要な指標となっています。スコアはAからDまでの8段階で評価され、レジルの「B」は、環境リスクを認識し、その影響を管理する戦略が実行されている企業に与えられるものです。
レジルの取り組み
レジルは「脱炭素を、難問にしない」というミッションを掲げ、気候変動に対策することを企業成長の重要な要素と認識しています。同社はTCFD提言に基づき、積極的な情報開示を行い、GXリーグへの参加を通じてカーボンニュートラル社会の実現に向けた市場創造に貢献しています。これにより、各事業領域でエネルギーの効率的な利用や脱炭素化を目指す商材やサービスを展開しています。
現在、家庭向けや自治体向けのエネルギーマネジメントソリューションを提供するとともに、法人向け電力小売サービスでは、2024年12月までに100%を実現する再生可能エネルギー比率を目指しています。この取り組みは、年間17万トンのCO2削減性能が期待されています。
今後の計画
ESGグループの中嶌大輔氏は、「この評価を受けて、さらにエネルギー管理の精度を高め、低炭素社会の実現に向けた新たなサービス創出を進める」と述べています。レジルは今後も、環境問題に対する認識を高め、持続可能な社会の実現に向けた努力を惜しみません。
レジルの展望
レジル株式会社は「結束点として、社会課題に抗い続ける」を企業の理念とし、電力に関する豊富な知識とテクノロジーを組み合わせて、脱炭素社会の実現に貢献することを目指しています。今後も、個人や企業、自治体にとって安心できる脱炭素化のサービスを提供することで、社会全体の環境意識を高める取り組みを続けていきます。
まとめ
レジルのCDPによる高評価は、同社が脱炭素社会に向けた真剣な取り組みを行っている証です。これからも、持続可能な未来を見据えて、社内外のステークホルダーとの信頼関係を深めていくことでしょう。