スティーブン・ミード夫妻とネリベル生誕100年の特別演奏会
2019年12月19日、大阪のいずみホールで開催される特別演奏会は、世界的なユーフォニアム奏者であるスティーブン・ミード氏とその妻、ミサ・ミード氏を迎えた「SHION meets MEAD」がテーマです。今回の演奏会では、偉大な作曲家ネリベルの生誕100年を記念し、特別なプログラムが用意されています。
公演情報
このイベントには、伊藤慶亮が指揮を担当し、ミード夫妻がユーフォニアムを演奏します。プログラムのハイライトは、ネリベルの作品の数々や、スパークやダヴォレンの作品まで、多岐にわたるプログラムです。特に、ネリベルの「交響的断章」や「フェスティーヴォ」は、大編成の演奏によるその迫力が期待されます。
プログラム内容
- V. ネリベル:交響的断章
- V. ネリベル:プレリュードとフーガ
- V. ネリベル:フェスティーヴォ
- V. ネリベル:トリティコ
- P. スパーク:ジュビリー序曲
- T. ダヴォレン:リチュアルズ [スティーブ solo]
- P. スパーク:パントマイム [ミサ solo]
- P. スパーク:2パート・インベンション [デュエット]
- T. ウォン:死が二人を分かつまで [デュエット]
チケットはS席が5,000円、A席が4,000円、B席が3,000円で販売されており、全席指定です。一般販売は2019年9月24日から開始される予定です。
スティーブン・ミードについて
スティーブン・ミード氏はイギリスに生まれ、全世界での演奏回数は年間75回を超える実力派の奏者です。過去には500曲以上の協奏曲の初演を行い、CDリリースも75枚を超えています。さらに、ユーフォニアム界の重要なフィギュアとして、様々な音楽イベントにも参加しています。音楽教育においても、王立ノーザン音楽大学の教授を務め、国際的なワークショップでも講師を務め、多くの後進を育成しています。
ミサ・ミードについて
熊本市出身のミサ・ミード氏は、東京音楽大学を優秀な成績で卒業後、国内外のコンクールで数々の受賞歴を持つソリストです。特に2017年にはスティーブン・ミード氏とのデュオCDが「Duet CD of the Year」を受賞するなど、国際的に認められた存在です。最近では、金管楽器クリニシャンとしての活動にも力を入れ、多くのワークショップに参加しています。
大阪市音楽団について
1923年に設立された大阪市音楽団は、「Osaka Shion Wind Orchestra」として広く知られ、クラシックからポピュラーまで幅広い音楽を提供しています。数々の音楽賞に輝き、地域音楽文化の発展にも貢献しています。現在は宮川彬良が音楽監督を務め、多くの力強い演奏を続けています。
この特別演奏会は、スティーブン・ミード夫妻と大阪市音楽団が奏でる特別な音楽を堪能する絶好の機会です。音楽ファンはもちろん、ユーフォニアムに興味がある方にも見逃せないイベントとなることでしょう。