次世代高機能素材
2025-08-25 15:20:12

株式会社ジェネレーションパス、次世代高機能素材の特許を取得しました

株式会社ジェネレーションパスが新たな特許取得



株式会社ジェネレーションパス(東京都新宿区)は、連結子会社である青島新嘉程家紡有限公司を通じて、先進的なグラフェン量子ドット(GQD)を利用した新素材の特許を取得したことを発表しました。この特許は「グラフェン量子ドットを含む樹脂組成物、マスターバッチ、繊維、及び当該樹脂組成物の製造方法」に関連しており、特に紫外線遮断性と耐久性を劇的に向上させることに成功しています。

特許取得の詳細



この新たな技術は、従来のグラフェンやグラフェン量子ドット単独の性能を超え、紫外線遮断性能を1.5倍以上向上させることを実現しました。具体的には、紫外線遮断率が約60%から90%を超え、屋外での使用においても高い防護効果を発揮します。また、耐久性においても、繊維構造を補強することで洗濯や物理的摩耗に対して強く、長期間にわたり高い性能を保つことが可能です。

特許番号は7712621号で、これに基づく繊維やマスターバッチの製造方法が確立されています。特に、このマスターバッチは高濃度の機能性材料を含み、製品化時には他の樹脂に混合することで高機能性を実現できる素材の中間体です。

高機能繊維の市場展望



今回の特許技術は、作業着やアウトドアウェア、スマート衣料、さらには産業資材等、多岐にわたる分野への応用が期待されています。環境負荷を低減することに重きを置き、金属系抗菌剤を使用しないため、天然由来の成分だけで抗菌性や防ダニ性を実現しています。これにより、洗濯耐性と長寿命を両立させることが可能であり、SDGsへの貢献も果たします。

今後の展開



会社は今後、OEM供給やブランドとの連携、特許ライセンスを通じて外部展開を強化する意向を持っています。すでに大手小売店においての採用実績があり、 業界内での多様な展開が見込まれています。これにより、GQDを活用した高機能繊維の開発が進み、他の素材との複合繊維も開発する予定です。

また、医療や産業資材など、さらに多様な市場での採用も視野に入れています。今後は他社との共同開発にも力を入れ、次世代の高機能繊維の研究開発を推進します。

この特許取得は、ジェネレーションパスが目指す「高機能素材とサステナブルな取り組み」の一環としても重要な意味を持ち、今後の技術革新の基盤となるでしょう。新たな高機能繊維の登場が待たれます。


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会社情報

会社名
株式会社ジェネレーションパス
住所
東京都新宿区西新宿6-12-1西新宿パークウエストビル5F
電話番号
03-3343-3544

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