監視・セキュリティの現場に、新たな視覚体験をもたらす革新的なモニターが登場します。
映像機器のリーディングカンパニーであるEIZO株式会社は、プロフェッショナルな監視・セキュリティ市場に向けて、18.5型フルHDモニター「DuraVision FDF1907W」を2025年7月25日に市場投入すると発表しました。オープン価格での提供となりますが、EIZOダイレクトでの参考価格は109,780円(税込)とされており、その性能進化に期待が寄せられています。
進化した映像表現力:細部まで捉える高精細と広視野角
新製品「DuraVision FDF1907W」は、現行モデル「FDWX1905W」の正統な後継機として、その性能を飛躍的に向上させています。最大の進化は、従来のWXGA(1366×768)からフルHD(1920×1080)へと解像度が向上した点にあります。これにより、監視映像の微細なディテールまでドット・バイ・ドットで忠実に表示することが可能となり、より正確で迅速な状況把握を支援します。
さらに、ディスプレイパネルにはIPS方式が採用されました。IPSパネルは、広範囲な視野角においても色の変化が少なく、どの角度から見てもクリアで安定した映像を提供します。複数の監視員がモニターを共有する場面や、設置場所の制約がある環境においても、その真価を発揮するでしょう。また、液晶面にはアンチグレア(非光沢)処理が施されており、照明などの映り込みを効果的に抑え、常に表示内容を確認しやすい設計となっています。
環境とコストに優しい省エネ設計と長期安定供給のコミットメント
「DuraVision FDF1907W」は、映像品質の向上だけでなく、環境負荷の低減にも貢献します。標準消費電力はわずか8Wを実現し、従来機種と比較して約63%もの大幅な電力削減を達成しました。これにより、24時間365日稼働が求められる監視システムにおいても、運用コストの削減と環境への配慮を両立します。
EIZOは、長期にわたる安定供給にも力を入れています。「DuraVision FDF1907W」は、現行モデルと同じ18.5型ワイドのコンパクトな筐体サイズを維持することで、既存システムからのスムーズな移行を可能にし、長期間にわたる製品の安定供給を約束します。また、設置の容易さも特筆すべき点です。HDMI®、DisplayPort™、D-Subといった豊富な入力端子を備え、ネットワークレコーダーや各種ビデオカメラなど、多様な監視機器との連携が可能です。
堅牢なプロフェッショナル仕様とEIZOのサステナビリティ
プロフェッショナルユースを想定し、本製品は24時間連続使用に対応した2年間の長期保証が標準で付帯します。さらに、最長7年間まで保証期間を延長できる保守サービスも用意されており、導入後の安心感を一層高めます。
設置面では、監視室で標準的に用いられる19インチラックへの取り付けに対応。専用のラックマウント金具「AR-05-X」(参考価格:36,300円 税込)も同時発売され、ドライバー1本で簡単に組み立て・取り付けができる利便性も兼ね備えています。
EIZOは、製品開発から企業の事業活動全体を通じて「映像を通じて豊かな未来社会を実現する」という企業理念を掲げ、サステナビリティへの取り組みを推進しています。特に環境分野においては、「循環型社会への対応」と「気候変動への対応」を重要課題とし、梱包材の発泡スチロールを段ボールへ変更するなど、廃棄プラスチック削減にも積極的に貢献。2040年までの「Net Zero」達成に向けた低炭素移行計画を策定するなど、持続可能な社会の実現に向けて多角的なアプローチを展開しています。
高精細な映像監視、省エネルギー性、そして環境負荷低減への配慮。EIZOが満を持して送り出す「DuraVision FDF1907W」は、次世代の監視・セキュリティシステムにおける表示ソリューションの新たなスタンダードとなることでしょう。