HAKKI AFRICAが株式会社HAKKI GROUPに商号変更
東京都港区に本社を置く株式会社HAKKI AFRICAは、2025年9月1日より「株式会社HAKKI GROUP」へ商号を変更することを発表しました。この商号の変更は、アフリカ地域にとどまらず、今後のグローバルな展開を意識したものです。HAKKI AFRICAとしてスタート以来、信頼と成長を築いてきた同社ですが、さらなる発展を求めて新たなステージに踏み出します。
新しい商号の意義
新しい商号である「HAKKI GROUP」は、創業当初からの理念を葬ることなく、むしろ世界中の人々に貢献する意志を強調したものとなっています。この商号変更は、地域に特化するイメージを払拭し、より広範な展望を持っていることを示しています。これにより、HAKKI GROUPはシンプル且つ力強いブランドの確立を目指します。
新役員体制の発表
商号の変更に合わせて、新たに役員が任命されました。まず、代表取締役グループCEOには小林嶺司氏が就任し、グループCOOには時田浩司氏が選出されました。さらに、取締役グループCFOには杉山智行氏が、新たに社外取締役として反田広人氏、深川康介氏も参加し、常勤監査役には早野潔氏が選ばれました。この新役員体制は、会社のさらなる成長や企業価値の向上を図るためのものであり、特に上場(IPO)を見据えた経営の透明性とガバナンスの強化が求められています。
新任役員の背景
新取締役の杉山智行氏は、東京大学法学部を卒業し、その後のキャリアで様々な金融機関を経て、2013年にクラウドクレジット株式会社を立ち上げました。2025年にHAKKI GROUPのグループCFOに就任し、事業戦略や新規事業開発に携わることになります。
社外取締役の反田広人氏は豊田通商でアフリカの自動車トレーディング業務を経験し、アフリカ地域のスタートアップ投資を担当するなど、国際的な視点から企業の成長を支援してきました。
深川康介氏は東京大学卒業後、ベイン・アンド・カンパニーでの経験を経て、現在はスタートアップに対して資金提供や経営支援を行っており、HAKKI GROUPにもその知見を生かして携わることになります。
常勤監査役の早野潔氏は、三井物産での長年の経験を活かしながら、監査の観点からも経営を支える役割を果たします。このように、新任の役員たちは多様なバックグラウンドを持ち、HAKKI GROUPの成長戦略に寄与することが期待されています。
HAKKI GROUPの事業概要
HAKKI GROUPは、新興国におけるタクシー事業の支援を行っています。多くのタクシードライバーが銀行から融資を獲得するための書類や頭金を準備できない中、個人オーナーから車をレンタルする形が一般的です。HAKKI GROUPは独自のクレジットスコアリングシステムを構築し、リスクを抑えたファイナンス商品を提供することで、定住者の可能性を広げています。特に、2025年から南アフリカやインドにも事業を拡大する計画です。
HAKKI GROUPのビジョン
なぜこのような取り組みを行うのか、それは「誠実な努力が報われる社会」を実現するためです。クレジットスコアリングを活用し、誠実に信用を築くことが、新興国の人々にとって豊かな人生への道であると信じています。18億人ともいわれる金融アクセスのない新興国の人々に金融包摂を実現し、新たな信用の歴史を築くことを目指すのです。これにより、HAKKI GROUPは次世代の金融システムを導入し、グローバルな変革を推進することを目指しています。
これからもHAKKI GROUPは、挑戦を続けながら、世界中の人々に寄り添ったサービスを構築していくことでしょう。