岐阜県高山の冬の風物詩、特製アップルパイの魅力

岐阜県高山市の冬のシーズンがやってきました。この時期になると、地域特産の「飛騨りんご」をたっぷり使用したアップルパイ作りが盛り上がりを見せます。特に高山市久々野町では、地元の果樹農家の女性たちが中心となって運営する「果りん桃クラブ」が、ここ数年でこのアップルパイの製造を行い、その人気を高めています。

今年も12月21日からの販売がスタートし、無数河にある特産品加工場では、女性スタッフたちが手際よく動き回り、焼きたてのアップルパイが香ばしい香りを漂わせています。パイ生地は手作りで、グラニュー糖を使ってじっくり煮込んだ飛騨産の「ふじ」りんごをふんだんに使用。1本のパイに使用されるりんごの数は、なんと4個以上。

このアップルパイは、2000年から地域の魅力を発信する道の駅「飛騨街道なぎさ」で販売されており、毎年冬の名物として多くの人々に親しまれています。この道の駅は、地元密着型の特産物や商品の販売を行っているため、観光客にとっても訪れる価値があるスポットです。

果りん桃クラブの代表である青木真澄さんは、「私たちは生産者だからこそ、りんごの美味しさを知り尽くしています。アップルパイはその経験から生まれた自信作なんです。程よい酸味と歯ごたえが特徴で、ぜひ皆さんに食べていただきたい」と話しています。

今シーズンの販売は、例年よりも早く令和7年の2月2日で終了予定です。購入希望の方は道の駅に電話または直接訪問して予約してください。原則として予約販売ですが、日によっては店頭での即売もあるようです。サイズは1本約25センチ×7センチで、価格は税込2,500円。

また、一台のオーブンに8本を同時に焼き上げるため、スムーズな製造が可能です。そのため、できたての美味しいアップルパイを手に入れるチャンスは毎日十分にあると言えるでしょう。この冬は、飛騨の特産りんごを使用したアップルパイで心温まるひとときを過ごしてみませんか？高山市には、他にも魅力的な観光スポットが揃っていますので、ぜひ訪れてみてください。