茶室修復プロジェクト
2023-10-12 11:00:03

伝統を未来へつなぐ!武者小路千家の茶室修復プロジェクトが始動

武者小路千家の茶室修復プロジェクト



500年以上にわたり、日本の心を育んできた「茶の湯」文化。これを次世代に引き継ぐため、武者小路千家官休庵では茶室と茶庭、さらに旧学院棟の修復を目的としたプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトはクラウドファンディングを通じて資金を募り、古き良き文化を未来へとつなぐ試みです。

現在の茶室の現状



官休庵は日本の茶道の発展に多大な貢献をしてきましたが、経年劣化が進む茶室や庭園は痛みが目立つようになっています。特に、創建と再建を繰り返してきた茶室では屋根や建物の各所に損傷が見られ、長年の使用によって脆弱化しています。また、武者小路千家のシンボルとも言える編笠門も、定期的な手入れを行っているものの、土台部分に深刻なダメージが目立っています。さらに、茶道研修の施設として利用されてきた旧学院棟も老朽化が進行しており、機能を十分に発揮できていない状況が続いています。

新茶道会館の建設計画



これらの問題を解決するために、今後は「新茶道会館」として新たに建設を計画しています。この会館では茶の湯の研修の場として、また地域の文化発信の場所として、多様な機能を持たせることを目指します。現代における茶のあり方を考えつつ、地域に根ざした文化活動を推進するための拠点として期待されています。

クラウドファンディングの詳細



この修復プロジェクトを実現するために、2023年10月12日から2024年1月31日の期間でクラウドファンディングを実施します。目標金額は2,000万円で、この資金は次の用途に使われます:
1. 茶室茶庭・編笠門の修繕
2. 新茶道会館の建設計画および設計

皆さんの温かい支援が、未来の「茶の湯」文化を支えることになります。ぜひこの機会に参加ご検討いただきたいです。

寄付に関するお知らせ



寄付金に関しては、所得税法及び法人税法上の寄附金控除の対象となり、控除の選択肢も用意されています。個人の寄付者には所得控除及び税額控除が適用され、法人からの寄付についても特例が設けられています。

官休庵について



最後に、公益財団法人官休庵についてご紹介します。この団体は、千利休の教えを受け継ぎ、茶道を保存育成し日本文化の向上を目指すために昭和40年に設立されました。現在、当庵のリーダーである第14代不徹斎 千宗守が日々、茶の湯の伝統を継承するために尽力しているのです。

武者小路千家とは、日本茶道界において重要な地位を占める流派。これらの伝統ある文化を未来へと受け継ぐために、ぜひ皆様の温かいご支援をお願いいたします。

会社情報

会社名
公益財団法人官休庵
住所
京都府京都市上京区武者小路通小川東入613
電話番号
075-411-1000

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