海の日に公開される特設サイトでUMITOが海洋インパクトを評価!
海洋の未来を考える「海の日」に、株式会社UMITO Partnersが特設サイトを公開しました。この特設サイトでは、日本初の海洋インパクト評価が行われた事例が紹介されます。この取り組みは、海洋に関連するスタートアップのポジティブな影響を評価し、持続可能な発展を促進することを目的としています。
UMITO Partnersの取り組み
UMITO Partnersは、「ウミとヒトのポジティブな関係をつくる」という理念のもと、海洋のネイチャーポジティブを推進しています。東京都中央区に本社を置く同社は、笹川平和財団の海洋政策研究所(OPRI)及び社会変革推進財団(SIIF)と協力のもと、国際的なフレームワーク「Ocean Impact Navigator(OIN)」を用いて、海洋スタートアップ4社のインパクト評価を実施しました。これは日本で初めての試みです。
オープニングイベントとして、特設サイトが発表され、2025年7月21日には、更新されたOINの日本語版も公開される予定です。これらの取り組みは、日本の海洋政策の向上や投資の透明性を確保するための重要な一歩です。
海洋インパクト評価の背景
「Ocean Impact Navigator」は、2022年の国連海洋会議で発表されたフレームワークで、SDGsの目標14、つまり「海の豊かさを守る」ことを目指しています。この評価は、海洋環境および地域社会に与えるポジティブな影響を見える化することで、社会的・環境的なインパクトを明確にします。欧州やアジアでは既に多くの投資機関で導入されていますが、日本における初の利用事例としてはUMITO Partnersの評価が注目されています。
評価対象となったスタートアップ
UMITOが評価を行ったのは、次の4社です。
- - 株式会社北三陸ファクトリー:藻場再生やウニなど地域水産資源の利活用に取り組む企業。
- - 合同会社シーベジタブル:海藻の種苗生産から陸上・海面養殖、販路開拓を行っています。
- - 株式会社ARK:小型・分散型の閉鎖循環式陸上養殖システムを開発し、環境負荷を軽減。
- - 株式会社ジーオー・ファーム:完全陸上養殖による安全性の高いカキ生産に取り組んでいます。
これらのスタートアップの成果は、2025年3月に開催される国際会議で発表され、注目を集めることが期待されています。
未来への道筋
2025年7月21日に公開予定の特設サイトでは、最新のOINや評価成果が段階的に紹介される計画です。UMITO Partnersは、今後も海洋サステナビリティの進展をサポートし、より多くのスタートアップと共に海洋環境の健全性向上に寄与する取り組みを続けていく予定です。さまざまな利害関係者との円滑なコミュニケーションが進むことで、海の未来が一層明るいものになることが期待されています。
関係者のメッセージ
「海洋におけるインパクト評価が広く活用され、海洋環境への貢献が期待されます。UMITO Partnersは、持続可能なブルーエコノミーの発展に向けた取り組みを通じて、海の健全性を回復するお手伝いをしていきます」と、UMITO Partnersの代表取締役村上春二氏は語ります。
OMITの取り組みは、海洋投資エコシステムの促進や一般市民の海洋への理解を深める機会ともなり、日本が誇る海洋の先進的な取り組みを国際的に発信する一助となるでしょう。
まとめ
UMITO Partnersによる日本初の海洋インパクト評価は、海洋スタートアップの取り組みを評価する上で重要なステップです。海の日に公開される特設サイトは、今後の海洋対策や持続可能な開発にとって意義深い存在となるでしょう。