次亜塩素酸水の導入
2024-10-25 12:59:40

地域資源循環を支援する次亜塩素酸水式臭気抑制システムの導入

鳥取県琴浦町の新堆肥センター、次亜塩素酸水式臭気抑制システムを導入



JA鳥取中央は、2024年7月に新堆肥センターを運営開始しました。この施設は、地域の農業を支えるために、家畜の排せつ物を肥料に変える役割を担っています。近年、肥料は海外からの輸入に依存し、価格が上昇しているため、地域での資源循環の構築が求められています。

新堆肥センターの設立背景



堆肥センターは、年間約7,300トンの家畜排せつ物を堆肥化し、3,300トンの堆肥を製造する計画です。しかし、堆肥化のプロセスにおいては、強い臭気が問題となります。特にアンモニアや硫黄化合物、そして低級脂肪酸など、多種多様な臭気物質が発生し、近隣住民に与える影響が懸念されています。そのため、効果的な脱臭設備の必要性が高まっています。

次亜塩素酸水式の臭気抑制システムとは



今回導入された次亜塩素酸水式臭気抑制システムは、三友機器株式会社と連携し、キヤノンマーケティングジャパンが提供する技術です。このシステムでは、二流体ノズルを使用して次亜塩素酸水を噴霧し、臭気を効果的に抑制します。次亜塩素酸水は、他の脱臭薬剤と比べても幅広い臭気物質に対して効果を示し、脱臭効率の向上が期待されています。さらに、霧状にすることで、噴霧装置周辺の過剰な水分を排除し、堆肥発酵過程の温度低下を防ぐことも可能です。

この次亜塩素酸水は、特別な生成方法により、安全に利用できることが特長です。キヤノンMJは今後も同様のシステムを堆肥化施設に展開し、廃棄されがちな資源の有効活用に寄与します。

持続可能な農業を目指して



この取り組みは、単なる臭気対策にとどまらず、地域の農業生産基盤の強化にもつながります。キヤノンMJは、廃棄物の再活用を通じて持続可能な農業を支援し、地域の資源循環を実現していく方針です。堆肥センターの運営を通じて、環境に配慮した農業ソリューションを提供し、地域社会の理解と信頼を得ることを目指しています。

お問い合わせ先



このプロジェクトに関心のある方は、以下の連絡先までお問い合わせください。
  • - キヤノンマーケティングジャパン産業機器事業部
   電話番号: 03-3740-3387
  • - 次亜塩素酸水溶液脱臭システムについての情報は こちら をご覧ください。


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会社情報

会社名
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
住所
東京都港区港南2-16-6
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