近代西陣が認めた染織の美、根津美術館で特別展開催
根津美術館では、2025年12月20日から2026年2月1日まで、特別企画展「綾錦 -近代西陣が認めた染織の美-」を開催します。この展覧会では、近代の西陣織品の数々を展示し、染織の美しさとその歴史を深く掘り下げます。
綾錦とは?
本展は、「綾錦」という染織図案集に焦点を当て、それに収められた初代根津嘉一郎の貴重なコレクションが紹介されます。嘉一郎は染織品の有名なコレクターであり、大正期に多くの優れた作品を集めました。この時期の染織品には特に美しく表現された刺繍や、織りの技術が反映されています。
展示の見どころ
展覧会では、『綾錦』に掲載された作品の中から20点が選ばれ展示されます。これらは嘉一郎の所蔵品であり、その展示を通して彼がどのような染織品を評価し、集めていたのかを知ることができます。特に目を引くのは、「縫箔紅浅黄段枝垂桜尾長鳥模様」という作品です。美しい針目や繊細な刺繍の技術が見る者を魅了します。
特別展示の背景
この特別展は、大正天皇即位記念事業の流れの中で、重要とされる染織品を記録し、後世に伝えるために行われます。西陣織物館が発足し、多くの名品が四半期ごとにテーマを変更して展示された歴史があり、名品秘宝がどのように継承されてきたかを感じる機会でもあります。
他の展示も楽しめる
また、同時開催される展示室では、「呉州手 ー吉祥の器ー」や「初釜 -新春を寿ぐ-」と題した茶道具の展示も行われます。特に「初釜」展示では、新年を祝うための道具が紹介され、茶の湯の文化についても学ぶことができます。
スライドレクチャーにも参加しよう
さらに、2026年の1月9日と1月23日には、担当学芸員によるスライドレクチャーが開催される予定です。展示品についての詳しい解説を聞くことができる貴重な機会となります。
開催概要
- - 開催期間: 2025年12月20日(土) - 2026年2月1日(日)
- - 休館: 年末年始(12月27日 - 1月5日)及び毎週月曜日
- - 入館料: 一般1300円(学生1000円)、予約制
最後に
根津美術館でのこの展覧会は、染織に興味を持っている方々にとって必見のイベントです。近代西陣の美術品を通じて、過去と現在をつなぐ時間を楽しんでください。