現役教師のビール事業
2025-08-06 23:06:34

名古屋の現役教師たちが挑む新たなクラフトビール事業

名古屋の現役教員が手掛けるクラフトビール事業



名古屋市東区に新たな動きが広がっています。それは、私立東海中学・高校の現役教員チームが設立した「株式会社Dragon Brewing」によるクラフトビール事業です。2025年1月に発泡酒製造免許を取得し、名古屋市東区泉に新たな醸造所をオープンしました。この取り組みは、教育界からの新しい実践例として注目を集めています。

教員が挑むクラフトビールの世界



現役教員が兼業で挑むこの事業は、近年話題となっている働き方改革の一環でもあり、教育現場を超えた新しい価値をもたらそうとしています。同社では、ビールを敬遠していた若年層や女性をターゲットにした商品を展開することで、ビール消費の裾野を広げることを目的としています。特に2025年9月には、フルーツビールという新しいコンセプトの商品を発売する計画も立てています。

醸造所の特別な場所



Dragon Brewingの醸造所は、旧永井写真館の社宅を改装した独特な空間です。住宅のような外観とは裏腹に、内部には本格的なビール醸造設備が整っています。元は社宅のキッチンだった場所には、ビール醸造用の寸胴が並び、理科教育のメソッドを活かしたプロセスで製造が行われる予定です。

資金調達とコミュニティの力



会社は、2025年2月に行われたクラウドファンディングで334名から550万円を超える支援を受け、この資金に金融機関からの融資も加えて開業資金を調達しました。クラウドファンディングの返礼品として製造されたビールには、地元のデザイン会社が制作したロゴも使われており、地域とのつながりを感じさせるものとなっています。

未来に向けたビジョン



今後は、学校のOBネットワークを通じて販路を拡大し、レストランやバー、小売店などにビールを提供する計画が進行中です。また、ビール製造過程で発生する残渣を利用したグラノーラの製造や、中高生が育てた農作物を副原料に使ったビールの開発、さらには名古屋市東区を健康と食の観点から活性化させる地域プロジェクトにも参画する意向も示しています。

教育と地域が織りなす新たな挑戦



現役教員たちによるこの新しい挑戦は、学校と社会をつなぐ重要な架け橋になることでしょう。現在、同社ではグッズの販売も行っており、今後はビールのEC販売も予定されています。この革新的な取り組みに、今後も多くの注目が集まることが予想されます。また、公式ホームページやInstagramを通じて、発信される情報からも目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社Dragon Brewing
住所
愛知県名古屋市中区栄三丁目18番1号ナゴヤイノベーターズガレージ内
電話番号

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