スタートアップの国際展開
2025-11-25 16:22:56

東京で開催されたスタートアップ支援イベントが持つグローバル志向の意義とは

東京で開催されたスタートアップ支援イベントが持つグローバル志向の意義



2025年11月14日、東京で「Tokyo Founder's Day 2025」という重要なイベントが行われました。このイベントは、株式会社産業革新投資機構(JIC)とTranspose Platform Management, LLCが共同で開催したもので、国内スタートアップの海外展開を目的としています。特に、世界的に認知されるアクセラレーターY Combinator(YC)の卒業生たちが参加し、スタートアップの将来に向けた新たな視点を提供しました。

イベントの目的とテーマ



本イベントは「Go Global From Day 1」をテーマに、スタートアップが創業時から国際市場に対して挑戦することの重要性を参加者に伝えることを目的としています。これまで多くの国内起業家が「まずは国内市場で実績を作るべき」という考え方にとらわれてきましたが、イベントではそれとは異なるアプローチが提案されました。「創業時から世界市場を視野に入れたビジネス展開」を促進することで、起業家自身の成長も促進されると強調されました。

主要関係者のメッセージと期待



イベントの冒頭では、Transposeの創業者であるAlex Bangash氏が「若いうちに海外に挑む人が勝つ。誰かの許可を待たないことが大切だ」と述べ、YCのプログラムへの参加を呼びかけました。次に、JIC取締役CIOの久村氏による基調講演では、日本のスタートアップへの期待が示され、海外市場に挑戦することが持つ競争優位性が強調されました。

また、JIC執行役員ファンド投資室長の秦氏がファシリテイトを務めたラウンドテーブルディスカッションでは、YCの卒業生たちが登壇し、スタートアップが直面するさまざまな課題や投資家との戦略的なパートナーシップについて議論を交わしました。参加者からはYCの選考プロセスに関する質問が続出し、その関心の高さが伺えました。

JICの「ゴー・グローバル」戦略



JICは、日本のスタートアップエコシステムの発展を目指し、「ゴー・グローバル」という戦略を掲げています。具体的な取組として、国内VCと海外VCとの連携強化、国内外VCのコラボレーションを促進するための海外VCへの投資、そしてグローバルな知見を国内のスタートアップに還元することが挙げられます。

特に、海外の有力なVCと連携し、彼らが持つ起業家やファンド人材育成の専門知識を活用したネットワーキングイベントの開催やベストプラクティスの学びを提供することに注力しています。今後も、LP投資や関連するファンドを介しての企業支援に加え、先進的な知見を共有するプラットフォーム作りを目指していきます。

産業革新投資機構(JIC)の役割



JICは2018年に設立された投資機関で、産業競争力の強化を目的とした取り組みを推進しています。特に、Society 5.0に向けた新規事業の創出やユニコーンベンチャーの支援、地方の潜在的な技術の活用を通じて、日本の産業界におけるオープンイノベーションを促進しています。これにより、国内の投資エコシステムを拡大し、競争力を高めることを目指しているのです。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
株式会社産業革新投資機構
住所
東京都港区虎ノ門1-3-1東京虎ノ門グローバルスクエア9階
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 港区 JIC Transpose YC

Wiki3: 東京都 港区 JIC Transpose YC

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。