MEキャンパスとU-18プロジェクトの独自な連携
最近、日本における教育の在り方に大きな変化が見られています。その中でも、株式会社MetaLabが運営する「MEキャンパス」が、Unpacked株式会社の「みらい事業部」とコラボレーションし、U-18の学生メンバーと共に新しい教育の可能性を追求しています。
この共同プロジェクトは、2024年1月から6月までの約半年間、U-18メンバーとアイデアを出し合うことで実施されます。プロジェクトの目的は、U-18の視点を取り入れた革新的なプロダクトを開発し、より良い学習環境を提供することです。学生たちは、厳しい選考を経て選ばれたメンバーで構成され、実務的なビジネススキルも習得しています。これらのメンバーと企業が連携し、リアルな学生の視点から新しいプロダクトやサービスを生み出すのです。
アイデアを実現するプロジェクト
U-18メンバーとの開発は、2023年夏に行われた「U18みらい会議」で生まれたアイデアを元に進められました。このイベントでは学生たちが自らの発想を共有し、実現可能な形にすることが目的でした。それを踏まえ、今後の約半年間、具体的なプロダクトの開発が行われます。
特に注目すべきは、メタバースを活用した学習環境の構築です。MEキャンパスは独自のメタバース空間を持ち、リアルな対面形式と合わせてハイブリッドな企画会議を実施。これにより、学生たちは自分たちの視点で新たな学習体験を形作ることができます。
開発したプロダクトの特徴
このプロジェクトから生まれたプロダクトには、「Recoverse(リカバース)」という理数科目の苦手克服を目指したカリキュラムがあります。学習者が自分のペースで理数科目を克服できるよう、メタバース空間内での体験学習を計画しています。また、数学に苦手意識を持つ学生をサポートするためのAIアシスタント「暇杉先生」も開発されています。このAIは、気軽に質問できる環境を提供し、学習意欲を高めるためのキャラクター設定がされています。
学びの環境をより良くするための知見
MEキャンパスとU-18メンバーの取り組みを通じて、いくつかの重要な知見が得られました。まず、親しみやすいモチーフを採用することで、学生が自分自身を関連づけやすくなるということです。また、苦手意識を持つ学生に共感することで学習の意欲を引き出す方法や、恥ずかしさを感じずに質問できる環境の重要性が挙げられます。特に、U-18メンバーが提案したアイデアは、実際に学習環境に反映され、より効果的な教育を実現することが期待されています。
フォーラムでの意見交換
さらに、MEキャンパスの運営者は、国際エデュテイメント協会が主催する「未来をつくる学び - 学生・企業の共創フォーラム」で登壇し、学び方やカリキュラムについての知見を共有しました。このフォーラムでは、参加者との意見交換を通じて、学生たちがどのようにして「やりたいこと」や「なりたい自分」を見つけることが難しいのかを知る良い機会となりました。
今後もMEキャンパスは、教育事業者や学生と積極的に連携を図りながら、教育体験の向上に努めていくことでしょう。2024年10月には新しい専攻も開講される予定で、さらなる進化を遂げることが期待されています。興味のある方は、現在受付中の無料体験入学や専攻の申し込みをぜひご覧ください。
「MEキャンパス」は、すべての学習者が自分自身を見つけ、成長できる環境を提供するために、これからも尽力し続けます。