遠隔手術支援実現!
2024-10-08 17:37:33

手術映像の遠隔教育を実現する新技術の実証実験が成功

手術映像の遠隔教育を実現する新技術の実証実験が成功



丸紅株式会社、株式会社OPE×PARK、国際医療福祉大学、NTTコミュニケーションズの共同チームが、手術記録システム「OPeDrive」と高セキュリティ通信を実現する「MECダイレクト」を活用し、若手医師向けの遠隔手術支援の実証実験を成功させました。この成果は医療教育の分野でも大きな波紋を呼ぶこととなるでしょう。

実証実験の背景


日本の地域医療では、医師の数が不足し、地域間や診療科ごとの格差が問題となっています。この課題を解決するため、これからは先端技術を駆使した遠隔手術支援が求められています。自らの手術に対する熟練医師からのアドバイスをリアルタイムで受けられる仕組みは、若手医師の成長に大きく寄与すると期待されています。

実証実験の概要


実験は、国際医療福祉大学成田病院と三田病院をフィールドに行われました。実証は以下の手順で進められました。
1. 成田病院で模擬手術を行い、その映像をOPeDriveに録画。
2. 録画した映像をMECダイレクトを通じて、三田病院の医師にリアルタイムで伝送。
3. 三田病院の医師が映像を基に成田病院の執刀医にアドバイス。

実験の結果、映像の伝送遅延は0.5秒未満であり、この技術が実際の手術支援や医療教育に十分活用できることが確認されました。また、手術映像は高セキュリティなネットワーク上に安全に保存され、全国どこからでもアクセス可能であることも評価されています。

各社の貢献


丸紅とOPE×PARKは、手術記録と映像編集を行うOPeDrive、NTT ComはMECダイレクトを用いて低遅延通信を実現しました。この各社の技術が一つになり、遠隔手術支援の新たな形が形成されたのです。

医療従事者向け教育プラットフォームの提供


実証実験の成果をもとに、NTT Comは手術映像の伝送やセキュアな保存を行うための教育プラットフォームの提供を2024年10月8日より開始します。このプラットフォームにより、医療従事者は治療法の向上や技術の習得が促進されることが期待されています。ただし、術中映像の使用には患者の同意が必要です。

今後の展開


今後、丸紅、OPE×PARK、国際医療福祉大学、NTT Comが連携し、地域医療と医療教育の質を高める取り組みを進めていく予定です。これにより、日本全体の医療の発展にも大きく寄与することが見込まれています。要するに、医療の現場に革新的な変化をもたらす可能性を秘めた実証実験となりました。これからの進展に注目です。


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会社情報

会社名
株式会社OPExPARK
住所
東京都品川区東品川2-2-8スフィアタワー天王洲CW棟2階
電話番号

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