地元を元気にする「サッカークリニック」
2024年12月7日、大阪市住之江区に位置する森ノ宮医療大学が主催したサッカークリニックが成功裏に開催されました。このクリニックは、地元のスポーツクラブであるセレッソ大阪スポーツクラブのサッカースクールコーチを招聘し、幼児から小学生を対象に行われました。サッカーを通じて多くの子どもたちがスポーツの楽しさを体験し、興味を抱くきっかけを作ることを目的としており、2023年からの新たな試みです。
この日は66名の子どもたちが参加し、それぞれの年齢に応じたプログラムが用意されていました。すなわち、参加者たちは体を使った運動遊びやサッカーの基本技術などを学びました。
幼児から小学生までを対象にした内容
本クリニックは二部構成で行われました。まず最初の部では、年中から小学2年生までの41名が、「体とボールを扱う」運動遊びを体験しました。こちらでは、体操や簡単なゲームを通して体をほぐした後、ボールを扱う楽しさを堪能しました。特に、初めてボールを蹴る子どもたちもおり、保護者と手をつないで挑戦する姿が見られました。
その後行われた2部では、小学3年生から6年生の27名が参入し、コーディネーショントレーニングやボールの基本的な扱い方に加え、紅白戦を楽しむことができました。コーンを使ったドリブルやパス練習の中で、参加者たちはサッカー技術を学び、試合では白熱した攻防が繰り広げられる場面も見られました。
参加した子どもたちの中には、寒さをものともせず汗を流しながら満足気な表情を浮かべている子もいました。その様子に多くの保護者も笑顔で拍手を送り、クリニックは和やかな雰囲気のまま、あっという間に終了しました。
参加者の声と今後の展望
を振り返ると、「難しかったけど、コーチがわかりやすく教えてくれたので、上手にできるようになった」「楽しかった。また次回も参加したい!」など、参加者からは嬉しい声が寄せられました。このように、スポーツを通じた楽しさを多くの方々に感じてもらい、さらなる地域貢献に向けた活動を続けていく決意です。
森ノ宮医療大学とセレッソ大阪の連携
森ノ宮医療大学は、南港地域の活性化を願い、2013年よりセレッソ大阪と協力して地域貢献事業を展開しています。最近では、2023年にオフィシャルスポンサー契約を結び、さまざまな活動を行うようになりました。その中には、セレッソ大阪のアカデミーによるトレーニング見学会やプロトレーナーとの座談会などが含まれており、スポーツトレーナーを目指す学生たちに貴重な経験を提供しています。
森ノ宮医療大学について
森ノ宮医療大学は西日本最大規模の医療系総合大学で、多岐にわたる専門職の養成を行っています。医療技術学部、看護学部、総合リハビリテーション学部など、専門的な教育と実践を通じて、医療分野でのリーダーとなる人材を育てています。また、地域と連携しながら、医療教育プログラムを実施し、地域の発展にも寄与しています。
まとめ
今回のサッカークリニックは、地域の子どもたちにとって、楽しく意味のある体験となりました。今後も、こうしたイベントを通じて地元のスポーツ文化を振興するために、さらなる取り組みが期待されます。スポーツを通じて、地域が活性化していく様子をぜひ見守っていきたいと思います。