グランクレール芝浦ケアレジデンスが優秀賞受賞
2025年10月27日、介護業界での重要なイベント「介護付きホーム研究サミット2025 第13回事例研究発表全国大会」が開催され、グランクレール芝浦ケアレジデンスが優秀賞を受賞しました。この大会には全国から87組が応募し、選ばれた15組だけが発表の機会を得ました。
受賞の背景
グランクレール芝浦ケアレジデンスは、「在宅復帰が最終目標!ご自身の夢を実現させるリハビリ」をテーマにした発表を行いました。具体的には、同施設で実施している「歩行リハビリプログラム」によって入居者の日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)の向上に寄与する取り組みを報告しました。
歩行リハビリプログラムの実施
このプログラムは、株式会社ポラリスとの業務提携を通じて2024年8月から始まります。免荷装置付きの3連Pウォークや多様なパワーリハビリ機器を活用し、入居者一人ひとりが自分の足で歩くことを基本にしたリハビリを行います。週2回または週5回の頻度で運動プログラムを提供し、入居後3ヶ月ごとに体力測定を実施してその効果を検証しました。
主な成果
このプログラムに参加したのは32名で、平均年齢は87.8歳。定期的な体力測定の結果、6つの指標のうち5つで改善が確認されました。具体的には、以下のような成果が見られました。
- - 身体機能の向上に伴い、歩行量や活動量、水分摂取量が増加
- - 要介護度が高い入居者が歩行能力を身につけ、家族とともにラグビー観戦や温泉旅行に行くことができた
- - 脳梗塞後遺症を抱える入居者が、車いすから自立歩行へと改善が進んだ
これらの成果は、継続的なリハビリによる身体的な体力向上だけでなく、心の健康や生活の質の改善にもつながることが示されました。
今後の展望
グランクレール芝浦ケアレジデンスは、「在宅復帰」を最終目標に掲げ、今後も新たな介護付きホームの形を模索していく予定です。発表を通じて、他の介護施設への影響を与えることが期待されます。介護業界全体のさらなる発展に寄与することが目指されているのです。
施設の基本情報
- - 名称: グランクレール芝浦ケアレジデンス
- - 所在地: 東京都港区芝浦四丁目18番25号
- - 交通: JR京浜東北線・山手線「田町」駅芝浦口より徒歩13分、都営浅草線・京急本線「泉岳寺」駅A4出口より徒歩14分
- - 総室数: 88室
- - 公式サイト: grancreer.com
この介護付きホームは、今後も地域に根ざした介護サービスの提供を通じて、住民の生活の質向上を図っていく考えです。