オムロンが発行した「統合レポート2024」
オムロン株式会社は、2024年度に向けた重要な財務および非財務情報を一つにまとめた「統合レポート2024」を公開しました。このレポートは、株主や投資家、さらには幅広いステークホルダーとの対話を促進することを目的にしており、2012年から毎年発表されてきました。今回のレポートは13回目となり、「All for Creating Customer Value」をテーマに掲げています。
価値創造のストーリーの提示
今回のレポートでは、オムロンの長期ビジョン「Shaping the Future 2030」(SF2030)に基づく価値創造のストーリーが中心に据えられています。「構造改革の完遂」を追求しながら、また次世代の顧客価値をどのように創造していくか、そのビジョンが明示されています。レポートは「ビジョン」「ストラテジー&ビジネス」「ピープル」「ガバナンス」の8つのカテゴリーに分かれており、各分野における取り組みが詳細に記されています。
特に注目すべきは、オムロンの代表取締役社長である辻永順太社長や、社外取締役、監査役との対談が含まれています。これにより、今後の成長へ向けた中長期的な展望がさらに具体的に理解できるようになっています。
新たな技術と挑戦
今回のレポートには、特別対談企画も新しく掲載されています。昨年の10月にオムロンの連結子会社となったJMDCとのコラボレーションに関する期待と展望について、JMDCの野口社長とオムロン執行役員常務の石原が対談しています。データソリューションビジネスの加速に向けた両社の目標が示されており、今後の展開に思いを馳せる内容となっています。
さらに、AIと人間の進化をテーマにした対談もあります。慶應義塾大学の栗原教授とオムロンのサイニックエックス役員である牛久氏との対談が収録されており、これからのテクノロジーとその影響について深い洞察を得ることができます。
統合レポート2024の意義
「統合レポート2024」を通じて、オムロンが目指す未来のビジョンや価値創造のストーリーに触れることができるこのレポートは、将来にわたるオムロンの成長を感じるための重要な資料となるでしょう。特に新たな取り組みや改革の姿勢が示されており、今後のビジネス環境におけるオムロンの位置づけがさらに際立ちます。
オムロンが掲げるSF2030の実現に向けた展望を理解し、次世代の顧客価値を計画的に創出していくことが期待されます。公式ウェブサイトでもこのレポートを閲覧することができますので、ぜひチェックしてみてください。詳細は
こちらからご覧いただけます。