障がいを超えたアートの挑戦!響-Kyo公演『カタン・カタン』の魅力
インテグレイテッド・ダンス・カンパニー響-Kyoは、クリエイティブ・アート実行委員会が手がけるコンテンポラリーダンスの舞台として、障がいを持つダンサーと非障がい者が共に集い、独特なアートを創出しています。2023年2月26日と27日、東京芸術劇場 シアターウエストで行われる第9回公演『カタン・カタン』では、個性豊かな2つの作品が上演されます。
新進気鋭の振付家による2作品
今回の公演では、物語と演劇的なダンスを融合させるスズキ拓朗氏と、身体の可逆的な関係を探求する浅井信好氏の2人の振付家がそれぞれ作品を提供します。障がいのあるダンサーたちがどのような世界を創り上げるのか、観客として期待が膨らむことでしょう。
1. 踊る童話「カタン・カタン」
物語は宮沢賢治の童話「シグナルとシグナレス」を基にしています。この作品は、男性形の信号機「シグナル」と、女性形の信号機「シグナレス」の恋の物語。星空の下での彼らの関係の発展を描く中で、賢治の詩的な世界が演劇的ダンスで表現されます。
- - 振付: スズキ拓朗
- - 出演: 泉葉子、菅谷有紗、鈴木隆司、鶴家一仁
- - リハーサルマネージャー: 小佐野智美
- - 映像: 青山健一
- - 小道具: 天方真帆
スズキ氏は、東京グローブ座の公演を満員にした経験を持ち、さまざまな賞を受賞しています。彼の創造する「カタン・カタン」は、間違いなく見逃せない作品となるでしょう。
2. 肉 Chair - 私の身体は世界の軸である
この作品は、現代の社会における共存や共生について考察します。異なる背景や身体を持つ人々がどのように共に生きるのか、そしてそれがどのように身体性と場に影響を与えるのかを探求する旅です。共存の理想が持つダイナミクスを表現し、観客に新たな視点を提供することでしょう。
- - 振付: 浅井信好
- - 出演: 天方真帆、泉葉子、加藤理愛、神田初音ファレル
浅井氏は、パリに拠点を持ち、多くの国際的な賞を受賞してきた実力派です。彼の独自の視点から描かれる共生の理念は、観客に深い印象を与えること必至です。
公演概要
この興味深い公演は、2023年2月26日(土)18:00、27日(日)15:00に東京芸術劇場シアターウエストにて開催されます。入場料は一般3,500円、当日4,000円。学生や障がい者には特別価格も用意されています。
チケット情報
- - チケット発売: 公式ウェブサイトでの申し込みが可能です。
- - 一般チケット申し込み: こちら
- - 障害者割引申し込み: こちら
アクセス情報
場所は、東京都豊島区、池袋駅から徒歩2分。車椅子の利用者には、特別な配慮がなされています。
この『カタン・カタン』公演は、障がいを持つダンサーたちが表現するアートの力強さや脆さを更に引き出し、観客に新しい視覚体験を提供します。現代アートの最前線を是非、目撃してください。