アドバンテック、北米新本社をカリフォルニア州タスティンに開設
台湾を本拠地とするアドバンテック株式会社が、北米市場におけるエッジAI事業の成長を目的に、アメリカ・カリフォルニア州タスティンに新たな本社を設立しました。この新拠点は、営業やマーケティング、エンジニアリング、システムインテグレーション、顧客サポートを統合した施設として設計されており、約10エーカーの広さを誇ります。この新しいオフィスは、北米市場における顧客対応能力を向上させ、技術支援体制を強化することを目指しています。
先進のシステムインテグレーション
この新本社には、「システムインテグレーション&サービスセンター」も設置されており、カスタマイズシステムの構築からハードウェアとソフトウェアの統合、製品検証まで一貫したサービスを提供します。また、最新の「テクノロジーショールーム」では、アドバンテックとそのパートナーが共同で開発した革新的なソリューションを展示し、概念実証(PoC)から実運用への移行をサポートしています。
拡大するAI活用の可能性
アドバンテックのChairmanであるK.C. Liuは、「アドバンテックはエッジコンピューティングとAIによって、企業に高付加価値のサービスを提供することを目指しています。この北米新本社の開設は、私たちの長期的なコミットメントを示している」と述べます。この取り組みにより、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速を目指しています。
Advantech Technology Summitの開催
新本社の開設後、アドバンテックは「Advantech Technology Summit(ATS)」を開催しました。このイベントには、AMD、Intel、NVIDIA、Qualcommなど、名だたるテクノロジー企業が参加し、次世代コンピューティングプラットフォームやAI技術についてのセッションが行われました。
産業別の応用事例
医療、ロボティクス、産業オートメーションなど多岐にわたる分野では、エッジAIの導入を加速するための最新技術や成功事例が紹介され、参加企業同士で意見交換が盛り上がりました。
アドバンテックの北米地区ゼネラルマネージャーWeen Niuは、「私たちは北米において6,000社以上の顧客を支援しており、新本社がその基盤を強化することに自信を持っています」と述べました。これにより、地域のニーズに即した開発や製造の能力が向上し、よりスピーディーな対応が可能になります。
今後の展望
今後、アドバンテックはさらなるエンジニアリングおよびシステムインテグレーションへの投資を続ける計画です。産学連携や地域とのコミュニケーションを深めながら、各産業のDXを進めていく姿勢を強調しています。これは、企業ビジョンである「Enabling an Intelligent Planet」に向けた重要な一歩であると言えるでしょう。
アドバンテックの新社屋の「テクノロジーショールーム」では、エッジAI、スマートファクトリー、医療、物流、リテールといった多様な業界の事例をバーチャル体験で紹介しています。これは、実際の導入場面を体感できる形になっていて、オンラインでもショールームツアーを楽しむことができます。これからの時代、アドバンテックはさらなる革新をもって、エッジAI市場をリードしていくことでしょう。