子どもたちの創造力を引き出す化粧品開発体験ワークショップ
親子Smile合同会社(大阪市、代表:藤田幸恵)は、株式会社アップが運営する科学教室「サイエンスラボ」とのコラボにより、小学生を対象とした「化粧品開発員 お仕事体験ワークショップ」を実施しました。このワークショップでは、子どもたちが化粧品開発のプロセスを体験しながら、科学と社会の関わりや未来を想像する力を育む機会となりました。
ワークショップの背景と目的
親子Smileは、ロート製薬内の起業支援プロジェクト「明日ニハ」の一環として2023年に創業しました。彼らのミッションは、親子のコミュニケーションを通じて子どもの成長をサポートすることです。今回のワークショップは、普段とは異なる形で教育を提供し、子どもたちに科学の楽しさを教えることを目的としていました。
ワークショップの様子
8月22日に開催されたワークショップでは、39名の小学生が参加。彼らは日やけ止めを実際に作るプロセスを体験しました。このイベントでは、まず商品企画から始まり、誰に向けた商品を作るのかを考えました。続いて、乳化技術を用いた製剤開発や、パッケージデザインの体験が行われ、子どもたちにとって非常に実践的な学びの場となりました。
- - 商品企画: 子どもたちは「肌に優しい日やけ止め」など独自のアイデアを考案し、企画書にまとめます。
- - 製剤開発: 実際に乳化の実験を通じて、頭の中のイメージを具体化しました。
- - パッケージデザイン: 商品のコンセプトに基づいて、デザインを考えて実際のパッケージを作成しました。
参加者の反応
ワークショップに参加した子どもたちは、「考えるのが難しかった」「混ぜるのが楽しかった」「いろんな成分が必要で驚いた」といった感想を寄せました。実際に手を動かしながら学ぶことで、化粧品開発に対する理解を深め、自身の創造力をどのように形にするかを体験しました。
今後の展開
親子Smileは、今回のワークショップを「そうぞう力育成プログラム」として発展させることを検討しています。将来的には、学童保育や保育園など、子どもの成長支援を行う施設への新しいコンテンツの提供を目指しています。また、科学を活用した仕事を持つ企業とのコラボレーションも視野に入れ、子どもたちにリアルな職業体験を提供することを目指しています。
最後に
親子Smileは、親子のコミュニケーションを通じて子どもたちの心の健やかな成長をサポートすることを重要視しています。今回のワークショップもその一環であり、未来の科学者や技術者が育つ土壌作りのために、新たな教育コンテンツの導入に向けて取り組んでいます。今後の活動にご期待ください。