高知県香南市立野市東小学校に寄贈されたICTかるた
IT人材育成を目指す株式会社SEプラスが、香南市立野市東小学校に『ICTかるた』を寄贈しました。この教材は、ITの基本用語を楽しく学ぶことができる新しい形の教材です。
ICTかるたの背景と意義
現代はICT(情報通信技術)が急速に発展している一方で、IT人材不足が深刻な問題となっています。この課題を受けて、SEプラスは小学生にIT用語を楽しく学ばせるために『ICTかるた』を開発しました。子どもたちにITに早い段階で触れさせたいという思いから、教材の販売は行わず、全国の小学校に寄贈する取り組みを進めています。
野市東小学校でのICTかるたの活用
熱中症対策で運動場や体育館が使用できない状況の中、野市東小学校の本山進先生がICTかるたに興味を持ち、寄贈を依頼しました。結果、4年生のクラスで休み時間に活用され、子どもたちは遊びながらICT用語に触れる機会を得ました。
授業では、初めに教師が読み札を読み上げ、その後生徒が取った札をもとに解説をモニターに映し出すスタイルが採用されました。生徒たちは次第に要領をつかみ、自らの力で遊ぶことができるようになったとのことです。生徒の感想も多岐にわたり、ICTかるたの楽しさと学びの効果を実感している様子が伝わります。
生徒の体験
寄贈されたICTかるたを通じて、生徒たちは「ICTのことを知って頭が良くなった気がする」「遊びながら楽しく勉強できるので嬉しい」といった感想を述べました。また、「知らない機能を学ぶことができて良かった」という声もあり、ICT用語の学習に対する意欲も見せました。中には「商品化してほしい」という要望も寄せられ、今後の教育ツールに対する高い期待が伺えます。
教員の反応
本山進先生は「ICTかるたは子どもたちの興味を引きつけ、遊び感覚で学ぶことができる教材」と評価しています。専門用語が日常に入りやすくなることで、教員にとっても伝えやすい環境が整っていくと感じているようです。ICTの専門用語を易しく教える方法を模索する中、遊びを通じて子どもたちの理解が深まることを期待しています。
SEプラスのコメント
SEプラスの山田裕輔氏は、ICTかるたが子どもたちにIT用語の学びをもたらすことができたことに喜びを示しています。今後も多くの子どもたちにこの教材を広めていきたいとの意向を表しています。
ICTかるたの概要
ICTかるたは、基本的なICT用語を楽しく学ぶことができるかるた形式の教材です。解説が読み札の裏に記載されており、IT教育に精通した著者によって監修されています。この教材の詳細は、SEプラスの公式ウェブサイトで確認できます。
結論
高知県香南市の野市東小学校でのICTかるたの導入は、遊びながら学ぶ新しいアプローチの成功例として注目されています。今後もこのような取り組みが続き、次世代のIT人材の育成につながることを期待したいものです。