イベリコハムの魅力を伝える取り組み
イベリコ豚インタープロフェッショナル協会(ASICI)は、2026年2月に日本のジャーナリストを招くプログラム「Farm Trip 2026」を実施しました。これはイベリコハムの起源や生産モデルの理解を深め、日本市場との信頼関係を築くことを目的としています。このプログラムを通じて、特にアフリカ豚熱(ASF)問題にフォーカスし、イベリコハムがもたらす価値や品質を伝えることが目指されました。
スペイン農業省での公式会合の意義
今回のプログラムでは、スペイン農業・漁業・食料省(MAPA)での公式会合が重要なハイライトでした。日本のメディア関係者が同省の担当者と面談し、ASFの影響や日本市場の重要性について意見交換を行いました。特に、過去10年で日本からの肉類輸出が倍増し、戦略的パートナーとしての立場が強調されました。
会合では、ASFが豚に特有の疾患であり人に感染しないこと、さらに感染区域の管理体制についてなど、専門的な内容に触れました。これにより、日本市場への信頼を維持しつつ、透明性のある情報提供が行われていることが明確となりました。
地域主義の重要性と今後の展望
公式会合では、「地域主義原則」に基づいて、感染区域外は清浄地域として扱われ、商流が継続できることが説明されました。ASICIはこの原則を用いて日本市場における信頼性を示し、製品の安全性を確保するための方針を示しました。また、輸出証明書の自主停止や段階的再開の計画も透明性を持って進められているとのことです。
さらに、イベリコハムの生産現場を訪れることで、地域文化や社会における役割を理解する機会も提供され、イベリコハムが地元の食文化にどのように寄与しているかの理解が深まりました。生産システムの各段階や製品の全過程を見学し、ガストロノミーの視点も交えながらその魅力を伝える取り組みが行われました。
世界的なプロモーション戦略
ASICIは、世界プロモーションプログラム「Awaken Your Ibérico Sense」の一環として、意識的な情報提供活動を展開しています。この活動は、ASF発生後も市場の評価を維持するために見直され、地道な努力が続いています。透明性と正確な情報提供を基盤に、日本市場におけるイベリコハムの評判を強化していく狙いです。
未来の取り組み「FOODEX JAPAN」
イベリコ豚インタープロフェッショナル協会(ASICI)は、2026年3月に開催されるFOODEX JAPANにも出展する予定です。このイベントは、日本市場における評判向上を図る機会であり、政府機関やメディアと連携し、高水準の衛生管理をアピールする重要な場となります。
まとめ
ASICIの今回の取り組みは、イベリコハムの品質や生産モデルの信頼性を強化するための足がかりとなりました。日本市場との良好な関係が築かれることで、ますます多くの消費者にイベリコハムの魅力が伝わることを期待しています。また、今後の発展が持続可能であるよう、ASICIは引き続き関係者との連携を深めていく予定です。