本庄市が全国広報コンクールで栄誉の受賞
埼玉県本庄市が、公益社団法人日本広報協会主催の「令和7年全国広報コンクール」で内閣総理大臣賞と総務大臣賞を獲得しました。このコンクールは、地方自治体や行政機関の優れた広報活動を表彰するもので、今年は全国から448作品が応募される中での栄誉です。
本庄市の受賞内容
本庄市が受賞したのは、特選に選ばれた広報企画「~まちの「ファン」である関係人口をまちの「推し」へ~」です。このプロジェクトは、単に外から移住者を増やすだけではなく、地域住民が本市の魅力を再発見し、愛着を持つことを促進するものでした。市民や関係者が本庄市を「推し」とし、持続的な発展を目指すことを目的としています。
プロジェクトのキーポイント
1.
関係人口の増加
地元住民が自らの魅力を再発見し、地域のファンになるような取り組みが行われています。
2.
ブランドメッセージの策定
「どこにでも行けるけど、ここにいたい。本庄」というメッセージが誕生し、全市的な広報が展開されています。
3.
庁内での連携
若手職員によるプロジェクトチームを組織し、地域連携を通じた活動が強化されました。その結果、地域の課題解決や魅力発信が一層進みました。
選定理由
日本広報協会からは、「論理と実践の積み重ね」、「課題の分析から導かれた説得力のある目標設定」が高く評価されました。また、「七高祭」などの活動が質を向上させ、市全体の取り組みをパワーアップさせている点も評価されています。
総務大臣賞を獲得した広報写真の優れた点
さらに、本庄市は広報写真部門においても特選を獲得し、その作品は『広報ほんじょう』2024年8月号に掲載された「降りしきる雨を吹き飛ばすほどの躍動 本庄祇園まつり こだま夏まつり」です。この作品では、祭りの参加者たちの熱気や盛り上がりが伝わるように、レイアウトや撮影技術が工夫されています。
躍動感を伝えるフィーチャー
楽しんでいる参加者の姿が印象的に配置され、読者に祭りの熱気や地域の魅力が伝わります。
雨の中での撮影にも関わらず、活気に満ちた瞬間をしっかり捉えた作品です。
他の入選作品も注目
本庄市以外にも、草加市、三芳町、狭山市、久喜市がそれぞれのカテゴリーで入選を果たしています。これらの作品も、地域の特性や魅力をうまく表現しており、広報活動の新たな可能性を示しています。
コンクールの意義
この全国広報コンクールは、地域の魅力やニュースを発信し、住民の目線を大切にした優れた作品を表彰することで、広報の質を向上させることを目的としています。自治体の資源や特徴を生かし、地域活性化に寄与する広報活動が大切であることが再確認されました。
今後も本庄市は、この受賞を契機に、さらに地域の魅力発信に力を入れていくことでしょう。