ユネスコ未来共創プラットフォーム for 2030 ~UNESCOnnect~
令和7年度のユネスコ未来共創プラットフォーム事業の公募が、文部科学省より発表されました。本事業は、未来の世代に向けて持続可能な社会の実現を目指して、国際的な枠組みの中で日本のユネスコ活動を推進することを目的としています。以下にこの事業の詳細を解説していきます。
事業の概要
日本のユネスコ活動は、戦後から今日までの間に様々な形で進化してきました。近年、国際情勢の変化に伴い、ユネスコの活動もまた再考を迫られています。日本ユネスコ国内委員会は、こうした状況を受けて「国際情勢等を踏まえたユネスコ活動等の推進についての提言」を策定しました。この提言には、次のような2つの主な事項が含まれています。
1.
多様なネットワークの活性化:国内の様々な団体や個人とのつながりを深めることで、ユネスコ活動の幅を広げる。
2.
ユースによる参加促進:若者の声を反映させるため、彼らのユネスコ活動への参加を積極的に支援する。これにより次世代に向けた知識や経験の継承が期待されています。
本事業は、日本国内外の多様な主体間の連携や協力、そして学び合いを通じてユネスコ活動を強化し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に寄与することを目指しています。
公募の詳細
公募期間は令和7年1月20日から2月12日までとなっています。この期間内に、事業に関連する具体的な提案を行うことが求められます。公募に関するスケジュールは以下の通りです。
- - 公募説明会:令和7年1月30日(オンラインで開催)
- - 公募締切:令和7年2月12日
- - 審査期間:令和7年2月中旬から下旬
- - 採択決定:令和7年3月上旬
- - 契約締結:令和7年4月上旬
プロジェクトの主な活動内容
公募にあたり、次の二つの主要な活動が提示されています。これらの活動へは、複数の組織が応募可能です。
1.
ユネスコ未来共創プラットフォームの運営:このプラットフォームは、ユネスコ活動の促進のためのプロモーター的役割を果たし、特に国内外の情報交換や研究を重視します。ユネスコスクールの事務局も担い、広報活動を通じてユネスコの認知度向上に努めます。
2.
ユースによるユネスコ活動の活性化:若者と様々なステークホルダーの連携を深めるため、フォーラムの開催や国際会議の参加を支援します。これにより、若者の意見がユネスコ活動に活かされることを奨励します。
参加方法
公募説明会への参加には、事前の登録が必要です。希望者は氏名、所属、役職、連絡先情報を含むメールを文部科学省に送信し、参加登録を行う必要があります。説明会では、応募手続きや事業の趣旨について詳細な説明がなされます。
まとめ
ユネスコ未来共創プラットフォーム for 2030 ~UNESCOnnect~事業は、持続可能な発展のための重要な取り組みです。多くの団体や個人が参加することで、ユネスコの理念が広まり、新たな連携や学び合いが生まれることが期待されます。この機会を通じて、日本全国のユネスコ活動が一層活性化されることを願っています。