輪島市におけるヘリコプター搭乗訓練の実施
令和7年11月8日、石川県の輪島市門前町で地域住民を対象にしたヘリコプターの搭乗訓練が実施されました。本訓練は、一般財団法人国際災害対策支援機構との連携に基づいて行われ、昨年の能登半島地震の教訓を生かしながら災害時の空域活用を検証することを目的としています。
この訓練は、門前健民体育館のグラウンドを発着点とし、黒島漁港周辺を巡る飛行ルートを設定し、地域の住民25名が3分間の搭乗体験を行いました。特に今回は、地震による土砂災害で孤立した地域からの人員搬送を想定したシナリオで、上空からの被災状況の確認や情報共有の手順も検証しました。
訓練の実施概要
- - 日付: 令和7年11月8日(土)13:00〜13:40
- - 場所: 石川県輪島市門前健民体育館グラウンド
- - 使用機体: AS350(最大6名乗り、パイロット含む)
- - 飛行ルート: 門前グラウンド ⇒ 黒島漁港(周遊飛行)
- - 訓練内容:
- 土砂災害による孤立地域からの人員搬送の訓練
- 上空からの被災状況確認及び情報共有の手法の確認
この訓練では、実際にヘリコプターへ搭乗した地域住民は、輪島市の災害対応能力を実感する貴重な経験を得ることができました。25名の参加者のうち、なんと20名は初めてのヘリコプター体験ということで、搭乗方法や移動の流れを学び、災害時のスムーズな手続きに自信を持てるようになったことが大きな成果となりました。
実施結果と将来への期待
今回の訓練を通じて、地域の住民たちは空輸手段の重要性を理解し、安心して災害時に対応できる体制を整えていく意識を高めることができました。このような実地訓練が「みんなで使える空」をどう活用していくべきかを考える良いきっかけとなったことは、輪島市の防災力の向上に貢献することでしょう。
今後は、災害対応だけでなく、観光や地域イベントでの空域活用の可能性についても、地域の人々と協力しながら調査・検討を進めていく予定です。
「一般財団法人国際災害対策支援機構」について
この機関は、災害対策の立案や組織運営に関連する知識を普及し、災害への備えを強化するための活動を行っています。詳細については、彼らの公式ウェブサイト(
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取材・お問合せ先
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