iKalaの訪日台湾人調査
2022-11-04 11:00:01
台湾からのインバウンド需要をAIで分析!iKalaが公開した調査レポートが示す訪日観光の未来
AIが解き明かす、訪日台湾人の心:iKalaの調査レポートが示すインバウンドの未来
台湾発のAI分析プラットフォーム「KOL Radar」を提供するiKala Japan株式会社が、訪日台湾人のSNS利用動向に関する興味深い調査レポートを公開しました。このレポートは、コロナ後のインバウンド需要の復活を見据え、台湾からの観光客の獲得戦略に役立つ貴重な知見を提供しています。
日本の観光地人気ランキング:定番スポットから自然景観まで
レポートによると、台湾のSNS上で最も影響力の大きい東京の観光地は、浅草、新宿、銀座といった定番スポットが上位を占めています。これは、訪日台湾人の間でこれらの場所が依然として高い人気を誇っていることを示唆しています。一方、自然景勝地の人気では、富士山が他の世界遺産を大きく引き離して1位に輝き、その圧倒的な人気が浮き彫りになりました。
テーマパークと日本の四季:憧れのディズニーと桜の魔力
日本のテーマパークでは、ディズニーとユニバーサル・スタジオ・ジャパンの2強が人気を二分しています。特にディズニーはユニバーサル・スタジオ・ジャパンの3倍もの影響力を持っており、その人気の高さが際立っています。また、日本の四季を代表する風景として、桜と紅葉が挙げられていますが、桜が圧倒的な人気を誇っていることがわかりました。
台湾の旅行系インフルエンサー:その特徴とマーケティングへの活用
調査では、台湾の旅行系インフルエンサーの数が約1万人で、全体のインフルエンサー数では7番目であることが判明しました。最も多いのはグルメ系で約3万人となっています。インフルエンサーのプラットフォーム別分析では、Facebookでは規模が小さいインフルエンサーほどエンゲージメント率が高い傾向が見られ、一方Instagramではフォロワー数1万人から10万人のインフルエンサーのエンゲージメント率に大きな差がないことがわかりました。YouTubeでは、フォロワー3万人から10万人のマイクロインフルエンサーの再生率が高いことが特徴的です。これらの結果から、旅行関連のPRでは、コストとエンゲージメント率のバランスを考慮し、中型インフルエンサーの活用が有効であると考えられます。
効果的なインバウンドマーケティング戦略:台湾人の特性を踏まえて
台湾人のSNS利用率は高く、特にFacebookの利用率は9割を超えています。そのため、Facebookを活用したマーケティングは必須です。レポートでは、訪日台湾人の86.8%がリピーターであることから、コアな観光スポットの情報提供が有効であると示唆しています。また、交通手段に関する情報は旅行者にとって非常に重要であり、詳しい経路や費用を示すことで、より有益な情報提供が可能になります。さらに、クレジットカードや保険、Wi-Fiといった観光以外のサービスと組み合わせたPRも効果的であるとされています。
まとめ:AIとインフルエンサーマーケティングでインバウンド戦略を成功へ
iKalaの調査レポートは、訪日台湾人のSNS利用動向を詳細に分析し、インバウンドマーケティングにおける重要な示唆を与えてくれます。AIを活用したデータ分析と、インフルエンサーマーケティング戦略の有効性を再確認する結果となりました。今後、日本への観光客増加を目指し、台湾の特性を踏まえた戦略を展開していくことが重要です。
会社情報
- 会社名
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iKala Japan 株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前4-17-3-202
- 電話番号
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