新たな物流拠点「東北IDC」について
株式会社日立製作所とコクヨ株式会社のコラボレーションにより、2026年2月に宮城県仙台市に「東北IDC」が完成します。この最新鋭の物流拠点には、革新型マテハンシステムが導入され、効率的な物流の実現を目指します。
マテハンシステムの概要
新たに導入されるマテハンシステムは、統合型マテハンシステム「ユニバーサルWCS」を中心に構築されています。これは、入庫から出荷作業までを一元管理し、最適化するためのシステムです。また、HMAX Industryの搬送計画最適化エンジン「LogiRiSM」も活用され、オーダー処理や搬送ルートの最適化が図られています。
このシステムにより、コクヨの求める最大27万SKUの品揃えを支える運用が可能になります。特に、東北・北海道エリアの物流ネットワーク強化が期待され、迅速な出荷対応が実現します。
スペース活用と生産性向上
「HaiPick Climb System」と呼ばれるロボットシステムもこの拠点に導入されます。これは、商品の保管を効率よく行うためのもので、最大限に倉庫の空間を活用することが可能です。既存のAGV型システムとは異なり、自ら昇降する機能が組み込まれており、天井部を利用した高層ラックに商品を保管することができます。
さらに、210台のロボット「HaiClimber」は1時間に最大3,200箱を搬送できるため、作業者の移動時間を短縮し、生産性を約40%向上させることが見込まれています。
ハイブリッド運用による効率化
「東北IDC」では、集品用オリコンの搬送にAGVを使用し、ピッキング工程には「HaiPick Climb System」とDPS(デジタルピッキングシステム)を組み合わせたハイブリッド運用が実施されます。この方法により、搬送ルートの柔軟性を保ちながら、高密度かつ効率的なオペレーション環境が実現可能になります。
未来へ向けた展望
日立は今後、この次世代マテハンシステムの技術を活かし、国内外での流通業や製造業への展開を進めていく方針です。お客様の課題に応じて、システムと最適な設備の組み合わせを提案し、サプライチェーンの最適化に貢献します。
また、日立のコネクティブインダストリーズ(CI)セクターでは、業界向けの次世代ソリューションを提供し、現場の高度な自動化を目指しています。これにより、従業員の作業環境を革新し、業界全体を進化させることが期待されています。
「東北IDC」は、コクヨが提供するプラットフォーム型経営を支える要となる拠点であり、この新しい物流システムの実装がもたらす効果に世界中の注目が集まっています。