NTTドコモがBoxToneのモバイル管理ソリューションを導入へ、法人向けサービスを強化

NTTドコモがBoxToneのソリューションを採用



2013年6月28日、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下、NTTドコモ)は、米国ボクストン社が提供する「BoxToneエンタープライズ・モバイル管理ソリューション」を法人向けサービス「ビジネスmoperaあんしんマネージャー(R)」の強化目的で導入したことを発表しました。ボクストン社は、統合エンタープライズ・モビリティ・マネジメント(EMM)を専門とする企業で、今回の提携により、日本市場での活動をさらに活発化させる狙いがあります。

BoxToneとは?



ボクストンは、モバイルデバイスの管理に関する自動化技術を先駆けて開発した企業で、これまでに多くの企業にその技術を提供してきました。彼らのプラットフォームは、モバイルデバイスのセキュリティを強化し、管理を一元化することで、企業のIT部門にとって欠かせない存在となっています。

NTTドコモの取締役常務執行役員である眞藤 努氏は、ボクストンのソリューションを採用する目的として、顧客に対して最高レベルのセキュリティを提供し、モバイルビジネスの加速を図ると述べています。この提携により、NTTドコモは約4000社以上の企業顧客へのサービス向上を目指します。

新しい取り組みの詳細



「ビジネスmoperaあんしんマネージャー(R)」は、企業が契約している携帯電話(iモードケータイ、スマートフォン)に対する様々な遠隔操作を提供します。具体的には、端末のロックや回線の利用中断、ウェブアクセスの制限などを、パソコンから一元的に管理できる機能を搭載しています。このサービスは、2006年から提供され、多くの法人に導入されている実績があります。

Market TrendとBoxToneの影響



近年、日本国内においてもGoogle Androidデバイスの普及が加速しており、企業のIT部門はモバイルデバイス管理の重要性を痛感しています。ボクストンは、こうしたニーズに応える形で、日本法人およびグローバル企業に対し、セキュアなモバイル管理を提供することが期待されています。このような取り組みを通じて、NTTドコモはスマートフォン市場の拡大においても重要な役割を果たすことを目指します。

BoxToneの業績と評価



ボクストンは、Fortune®100企業42社やマネージド・サービス・プロバイダの上位10社のうち8社に信頼されている企業です。また、業界調査機関からも評価されており、Gartner社の「Magic Quadrant for Mobile Device Management(MDM)Software」での“Visionaries Quadrant”やForrester Research社から“Innovator”カテゴリに選ばれるなど、多くの企業から注目を集めています。

現在、ボクストンのソリューションは、Google AndroidやiOSデバイスを含む多様なモバイルプラットフォームで利用可能です。今後、NTTドコモとの提携により、さらなるユーザー満足度の向上や新たなサービスの提供が期待されます。

おわりに



NTTドコモがボクストンのモバイル管理ソリューションを採用したことは、法人向けサービスにおいて新たな時代の到来を示しています。これにより、日本のビジネス環境におけるモバイルデバイスの安全な活用が進むことが期待されます。ボクストンの今後の展開に注目です。


会社情報

会社名
BoxTone Japan株式会社
住所
東京都品川区上大崎2-15-19MG目黒駅前ビル7F
電話番号

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