蘇る竹文化の力、竹トラッカーを体験
高知県須崎市の竹材メーカー「竹虎」が開発した竹を使用した電気自動車「竹トラッカー」。この特別な試乗体験の場に米国からの寿司職人デイビッド・ブハダナ氏がやってきた。彼は2024年に須崎市に移住し、地域の観光大使として地元特産品の魅力を発信する活動を行っている。
竹トラッカーとは
「竹トラッカー」は光岡自動車の「Like-T3」を基に、虎斑竹を全面的に使用したユニークな電気自動車だ。2016年には、クラウドファンディングを通じて開発され、約1000kmを走るプロジェクトに参加。実際に走行することで、竹の可能性を広げる取り組みがなされてきた。
デイビッドさんの試乗体験
デイビッド氏は竹虎本社を訪れ、社長の山岸義浩氏が運転する簡潔な竹トラッカーの助手席に座り、周辺を巡る楽しい時間を過ごした。運転中、デイビッドさんは竹トラッカーの魅力にすぐに引き込まれ、笑顔を絶やすことはなかった。この光景は、須崎市が誇る自然と文化の融合を象徴するものであった。
竹文化の普及
デイビッドさんは須崎市の魚介に魅了され、その美しさを伝えるための寿司文化の普及に力を入れています。特に、地元の特産品である虎斑竹を活用することで、地域の魅力を世界に広める活動を行っています。竹虎はその取り組みに力を貸し、持続可能な天然資源としての竹の利活用を広めることで地域活性化を目指している。
国内外でのプロジェクト
竹トラッカーは国内だけでなく、海外の竹のイベントにも参加している。2018年にはメキシコの世界竹会議で走行し、持続可能な竹の価値を訴え、2024年には台湾での会議にも参加予定。こうした活動は、竹文化の国際化にも寄与しています。
地元とのつながり
竹虎は、須崎の観光大使としてデイビッド氏との関係を深め、地域の特産品である竹の魅力をさらに広める計画を進めています。このような取り組みは、観光産業だけでなく、地域全体の活性化にも寄与することが期待されています。
私たち竹虎は、竹文化を守りつつも新たな試みに挑戦していく姿勢を大切にしています。デイビッドさんとの出会いもその一環。これからも竹の可能性を追求し、世界に向けて発信してまいります。