パーソルホールディングスがAIプロダクト開発ガイドラインを発表
「はたらいて、笑おう。」を合言葉に掲げるパーソルホールディングス株式会社は、AIプロダクトとAIエージェントの導入や開発を推進するための「AIプロダクト開発ガイドライン」を制定しました。このガイドラインは、全社的なAI活用を迅速かつ健全に進めるための共通の判断基準を提供します。
ガイドライン策定の目的
AIプロダクトの開発を行う中で、組織全体の一貫性を持った意思決定を促進することが本ガイドラインの目的です。制約を設けるのではなく、企業がAIを活用した場合に期待される効果を明確にし、安全性やセキュリティに配慮した適切な判断を支援します。持続可能なAI活用を実現することで、社会からの信頼を高めることが狙いです。
ガイドラインの概要
このガイドラインは、AIを活用するためのサービスや商品の企画から運用までの全ライフサイクルを視野に入れています。具体的には以下の観点がシステマティックに整理されています。
1.
AI活用の基本方針とガバナンス : AIの価値を最大限に引き出すための基本的な考え方を示します。
2.
導入・活用の評価基準 : 効果を最大化するための具体的な基準と評価指標を設定します。
3.
品質・安全性・セキュリティの管理 : リスクマネジメントと品質確保のためのフレームワークを構築します。
4.
継続的なモニタリングと改善 : 実際の運用におけるフィードバックを基にした改善策を策定します。
5.
開発本段階でのチェックリスト : 各フェーズにおける確認事項を明確にし、ガバナンスを確保します。
ガイドラインの具体的内容
ガイドラインは、AIプロダクトのライフサイクルにわたる5つの重要な要素から構成されています。
1. AIプロダクトライフサイクル
対象となるフローの全体像を提示し、各フェーズの詳細を定義します。
2. プロダクト選定・PoCガイドライン
導入の前段階で選定すべき基準や、業務目標との整合性を考慮します。
3. 開発プロセス
計画、実装から運用に至るまでの一連の流れを記載。セキュリティや評価メカニズムも組み入れます。
4. 品質評価ガイドライン
AI独自の評価指標を設け、回答の信頼性や安全性を評価します。
5. 開発チェックリスト
開発各段階で確認すべき事項を整然と記載し、適切な証跡を残す方法を規定します。
AI活用のガバナンス体制
AI技術の急速な進展に伴い、安全かつ信頼性の高いサービスを提供することが企業に求められています。AIは独特な特性を持ち、利用環境やデータ次第でその動作が大きく変わるため、新たな管理手法が必要です。パーソルグループは、その特徴を考慮し、ガバナンス体制を整えています。
今後も「パーソルグループAI基本方針」に基づいてAIを活用し、持続可能で公正な社会の実現に寄与することを目指します。さらに、企業全体としてAIガバナンスに取り組み、技術の責任ある活用を推進していきます。
会社概要
パーソルホールディングスは1973年創業の企業で、人材派遣やアウトソーシング、設計開発などの多岐にわたる事業を展開しています。2026年3月期の売上収益は1兆5,558億円に達し、東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード:2181)。
グループの未来を見据えたAI活用により、「はたらくWell-being創造カンパニー」としての使命を果たしていく所存です。