酒粕を再生する新しい取り組み「KIKKA」
2022年1月、日本の酒蔵から生まれた新しい食のブランド、「KIKKA」がクラウドファンディングを通じて酒粕の再生をテーマにした商品を展開中です。酒粕は日本酒の副産物であり、これまでその処理がさまざまな課題を抱えていました。KIKKAはその課題を解決し、新たな価値を創出することを目指しています。
酒粕の現状と課題
酒粕は日本酒を造る際に生じる副産物であり、その量は醪全体の30%から50%にも達します。しかし、酒粕は伝統的な食品に利用される場合が多いものの、需要は年々減少しており、処分に困る酒蔵も少なくありません。近年は飼料や肥料としての利用が増えていますが、依然として多くが産業廃棄物として扱われています。
酒蔵との出会い
KIKKAを立ち上げた株式会社doki dokiの代表、兼重遥氏は、約5年間にわたり日本酒の酒蔵と関わりを持つ中で、酒粕の美味しさとその利用の少なさに気付きました。彼女が酒蔵で味わった絞りたての酒粕の華やかさと深い味わいに感銘を受け、酒粕を美味しい食品として再生できるのではないかと考えました。
美味しさを引き出すKIKKAの理念
KIKKAでは、年間で約3万トンに及ぶ酒粕を再生することを目指しています。そして、単なる副産物に留まらず、酒粕の栄養素や風味を最大限に活かした商品の開発に取り組んでいます。これにより、持続可能な食のスタイルを提供し、美しく健康的なライフスタイルを実現することを目指しています。
商品ラインナップ
クラウドファンディングでは、以下のような商品のリターンが用意されています:
- - 酒粕甘酒セット(早割10%-15%OFF)
- - 酒粕甘酒スムージーセット(早割10%OFF)
- - 酒粕グラノーラセット(早割10%OFF)
- - KIKKAコンプリートセット(早割15%-20%OFF、オリジナルマルシェバッグ付き)
これらの商品は、酒粕の風味を楽しみながら、サステナブルな生活を送る助けとなるでしょう。サポーターたちからも、「酒粕の甘酒は珍しく、デザインも魅力的」「グラノーラを初めて見た!」といった声が寄せられています。
KIKKAの未来
KIKKAは、SDGsの目標の1つでもある食品ロスの削減に貢献するため、酒粕を再生し、新しい形で消費者に届けることを目指しています。株式会社doki dokiは、食品の企画・製造・小売を通じてこの理念を実現していきます。
「美味しい酒粕を再生することで、より多くの人々にその魅力を伝え、持続可能な未来を築いていきます」と兼重氏は語ります。KIKKAを通じて、酒粕の新しい可能性をぜひ一緒に体験してみてください。