Lazuliとトレジャーデータ、データ連携を本格的に開始
2023年、Lazuli株式会社(本社:東京都渋谷区)が提供するAI技術を駆使した商品データ整備ソリューション「Lazuli PDP」と、トレジャーデータ株式会社(本社:東京都港区)が提供する「TREASURE DATA CDP」が、APIを通じたシームレスなデータ連携を発表しました。この連携により、両社は企業のマーケティングや商品開発における新たな可能性を切り開くことを目指しています。
連携の背景と目的
Lazuliは、データを事業資産として活用することで企業の成長を支援することを目的に設立され、特に、商品の情報を整備する「Lazuli PDP」は、AIを用いて商品データを一元管理し、さらには情報を正規化することで、企業がより効果的にデータを活用できるようにしています。
一方で、トレジャーデータは顧客データの統合と提供を行い、企業が個々の顧客に対して最適な体験を設計することを助ける「CDP」を提供しています。この2つのプラットフォームの連携により、企業は顧客の行動データや販売データと、整備された商品データを統合し、より高度なデータ分析が実現可能になります。
期待される効果
1. 需要予測と商品開発の高度化
新たに実現されるデータ連携により、企業は商品需要の変動をより正確に予測し、その情報を基に商品開発や在庫計画に生かすことが出来ます。これにより、過剰在庫を防ぎ、無駄を減らすことで効率的な事業運営が可能になります。
2. パーソナライズド・マーケティング
商品属性の理解が深まることで、企業はアプローチをより個別化し、ターゲットマーケティングやクロスセル施策を実施することができます。これにより、顧客のライフタイムバリュー(LTV)の向上を図り、収益の増加が期待されます。
3. CRM施策の効果向上
商品データと顧客データを結びつけることで、広告やCRM施策のROIを改善することが可能になります。これにより、企業のマーケティングコストを最適化し、より効率的な運営が実現できるでしょう。
4. 顧客体験の向上
ECサイトや店舗での商品検索機能が大幅に改善され、顧客は求める商品をよりスムーズに見つけることができるようになります。これにより、顧客の利便性が向上し、買い物体験がより満足のいくものになるでしょう。
将来的な展望
両社は今後も共同でデータを解析し、より深い知見を創出することで、企業のデータ活用を支援していくとしています。この連携が、企業の持続可能な成長と顧客体験の革新に寄与することが期待されています。データを駆使した経営が進む中で、Lazuliとトレジャーデータの取り組みは新たなビジネスモデルを創出していく可能性を秘めています。
会社概要
トレジャーデータ株式会社
2011年にアメリカで設立され、日本では2012年に東京に法人が設立されました。顧客データの一元化を実現し、顧客接点のあらゆる部門がデータを最大限に活かせるよう支援し続けています。
Lazuli株式会社
2020年に設立され、AIを活用して商品情報の整備を進めるスタートアップです。商品情報を活かして企業の成長を支援しています。
このように、両社のコラボレーションによって、ビジネスの未来に向けた新しい道が開かれることでしょう。