岡山で「海のフォーラム&マルシェ」が開催!
2023年9月27日、岡山市北区のRSKイノベイティブ・メディアセンターで「海のフォーラム&マルシェ in RSK」が行われました。このイベントは、一般社団法人海と日本プロジェクトin岡山が主催し、約1,000名が参加しました。目的は、海についての理解を深め、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐこと。イベントでは、さまざまなトークセッションやワークショップが展開され、来場者が海の重要性に気づくきっかけを提供しました。
多彩なトークイベント
午前中のトークセッションでは、特別ゲストとして日本財団の常務理事海野光行氏や、俳優の田村亮氏、髭男爵の山田ルイ53世氏が参加しました。海に関するさまざまなトピックが取り上げられ、海洋環境の変化や現状についてのトークが行われました。
オープニングトークでは、海野氏が「海の神秘」をテーマに、海に関する未解明のトピックを紹介しました。中でも、海洋生物調査「オーシャン・センサス」やマンガンノジュールの発見、そして「暗黒酸素」という謎の酸素について話されました。特に、来場者はこれらの情報に驚きと興味を示しました。
食から考える海の未来
第1部では、海の食材の変化に焦点を当てました。海野氏が海の異変について解説し、岡山県水産研究所からは地元海域の現状が発表されました。海水温の上昇や透明度の改善がどのように生態系に影響を与えているか、また漁業者によるアマモ場の再生活動についても紹介されました。
会場では、クロダイのなめろう丼の試食会も実施され、多くの来場者が地元の魚の味を楽しみました。地元の魚を食べることが、海とのつながりを持つ第一歩になるとの提案がありました。
海ごみ問題への取り組み
第2部では海洋ごみの問題に対するアプローチが議論されました。多くの海洋ごみが陸から流れてきている現状に注目し、若い世代が中心となった「おかやま海ごみゼロ大作戦」の取り組みが紹介されました。中高生たちが自らの行動を通して海の問題を認識し、地域社会に影響を与えようとする姿勢が強調されました。
マルシェで海の恵みを体感
屋外では海のマルシェが開催され、来場者は新鮮な魚介類や、さまざまな海に関連した商品を楽しみました。特に、寿司のキッチンカーやタッチングプールなどが人気を集め、楽しい体験を通じて海の重要性に触れることができました。
まとめ
参加者からは、海の変化に対する意識が高まったとの声や、自分自身にできるアクションを考えるきっかけとなったという感想が寄せられました。「まずは知ることが海を守る第一歩」と言われるように、これらのイベントを通じて受け取ったメッセージが多くの人の心に響いたことは間違いありません。今後も海と人とのつながりを深め、次世代へ美しい海を引き継ぐための活動が続いていくことを期待しています。