ベトナムの工場開発プロジェクト始動
株式会社商船三井がアジア有数の不動産企業であるCapitaLandグループと連携し、ベトナムでの賃貸工場開発に挑むことになりました。このプロジェクトは、2024年11月に参画が決定したCapitaLand SEA Logistics Fundの2号案件として位置づけられ、経済成長が著しいベトナム北部、クアンニン省のAmata Song Khoai工業団地内に複数のビジネスに対応した賃貸工場「CapitaLand’s Ready-Built Factory at Song Khoai Industrial Park」の開発を進めています。
起工式の実施
2023年9月16日、プロジェクトの重要な節目である起工式が行われました。関係パートナー企業や地元自治体の方々も出席し、この新しい取り組みに期待を寄せていました。本物件は、経済活動が活発化するクアンニン省内に位置しているため、今後の展開においても持続的な影響を及ぼすことが予想されます。
本物件の特長
この賃貸工場は、最新のテクノロジーを取り入れた現代的かつ効率的な工場設備を提供し、企業の初期投資を軽減する役割を果たします。また、周辺地域への優れたアクセスが確保されており、ハイフォン港や隣接する市街地へのアクセスの良さは、企業の事業運営におけるさらなる安定性をもたらします。このような立地の利便性は、企業が安定した人材を確保し、効率的なサプライチェーンを構築することを助けます。
プロジェクト概要
- - 所在地: ベトナム北部クアンニン省 Amata Song Khoai工業団地内
- - 構造: 賃貸用工場3ブロック、合計8区画
- - 敷地面積: 約6.4万m²
- - 貸床面積: 約4.1万m²
- - 総開発費: 約31.2百万シンガポールドル(約36億円)
- - 竣工時期: フェーズ1(ブロック3)は2026年初頭、フェーズ2(ブロック1 & 2)は2027年1月に完了予定
商船三井の経営計画
商船三井グループは、経営計画「BLUE ACTION 2035」を策定し、変化する市場環境に柔軟に対応する事業ポートフォリオを整備しています。その中で、今回の工場開発は「ロジ・インフラ」事業の成長を目指しており、安定収益を確保しつつ新たなビジネスモデルを模索しています。この取り組みは、東南アジアやオセアニア地域での事業投資を進めるための一環であり、グローバルな事業体制構築の一環とも言えます。
まとめ
商船三井とCapitaLandグループの共同プロジェクトは、経済成長が著しいベトナムにおいて、新たなビジネスの土台を築くものと言えるでしょう。今後の進捗に注目が集まっています。詳細については、CapitaLandの公式サイトにてご確認いただけます。