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新宿に新たに設立された障害者専門トレーニングセンター

新宿に、障害者を専門にしたトレーニングセンターがオープンしました。これは日本初の取り組みで、障害を抱える方々に特化したパーソナルトレーニングサービスを提供します。障害者の運動参加率が健常者に比べて低い現状を受け、少しでも多くの方々が運動を通じて健康を維持し、自立した生活を送る手助けをすることを目指しています。

障害者の運動参加率の現状

日本では、障害者数が増加の一途をたどり、その数は約1,000万人に達しています。しかし、運動に参加している障害者はわずか2割であり、特に車椅子を利用している方々では7割が全く運動を行っていないという結果が出ています。こうした状況の中、健常者の運動習慣が定着している時代において、障害者が運動する環境は非常に限られています。

パーソナルトレーニングサービスの特徴

この新たなトレーニングセンターでは、利用者それぞれの障害に応じたオーダーメイドのトレーニングメニューを提案。トレーナーは障害特性に詳しく、具体的には次のような分野に特化した指導を行います：

• - 麻痺部の機能向上
• - 日常生活動作の改善
• - 立位や歩行能力の改善

これによって、利用者は身体機能の向上を実感し、健康的な生活を送ることができるようになります。利用者の中には、交通事故後に四肢麻痺となった方も、機能回復を果たし自立した生活を手に入れることができた事例があります。また、下肢に障害を抱える方が歩行機能を回復したりするなど、運動がいかに重要かを示す実績も多く存在します。

代表者のビジョンと経歴

このトレーニングセンターを運営する株式会社ユニバーサルトレーニングセンターの代表、菅原瑞貴氏は、障害者福祉の分野に強い問題意識を持っています。彼はアメリカのネバダ州立大学を卒業後、様々なプロスポーツや障害者スポーツに携わり、その経験をもとに障害者のための運動指導に特化したサービスを立ち上げました。また、彼は米国NATA公認アスレチックトレーナー資格を取得し、リオデジャネイロパラリンピックの日本選手団のトレーニング部門にも関わった実績も持っています。

社会における健康と自立

障害者が体を動かすことは、単なる健康維持だけにとどまりません。運動を通じて社会に復帰することも可能になるのです。理想的な社会とは、健常者も障害者も共に健康的な生活を送り、挑戦し続けることができる環境。新宿にオープンしたトレーニングセンターは、その実現に向けて大きな一歩を踏み出しました。

今後もこのセンターが多くの障害者に愛され、運動を通じて人生をより豊かにする手助けをしていくことを期待します。

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