2024年の流行を紐解く!
カルチュア・エクスペリエンス株式会社が発表した2024年のTSUTAYA年間ランキングでは、数々の人気作品がランキングを彩っています。映像や音楽、コミックのレンタルとそれに続く販売データが基になっていますが、その結果に注目が集まります。
販売ランキングのハイライト
まず、書籍の中で特に目を引くのは、宮島未奈による『成瀬は天下を取りにいく』が1位を獲得したことです。この作品は新潮社の主催する新人賞である「女による女のためのR-18文学賞」で史上初の三冠に輝くという快挙を成し遂げ、読者からの支持が伺えます。続いて、柴田ケイコの『パンどろぼうとりんごかめん』や雨穴による『変な家 11の間取り図』なども好評を得て、高い評価を受けています。
コミック部門では、3年連続で『呪術廻戦』が首位に立ち、その人気が持続していることが確認できます。他にも、尾田栄一郎の『ONE PIECE』や遠藤達哉の『SPY×FAMILY』など、トップ作品はすべて集英社からリリースされています。
さらに、DVD/Blu-rayのカテゴリでは、アニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』が観客動員数160億円を超え、堂々の1位に。劇場映画がこのカテゴリで音楽ライブ映像を抜いて首位を取るのは久しぶりのこととされています。この影響で、観客の映画館への足が再び向いたことも伺えます。
音楽部門では、Snow Manの新作が3年連続1位を獲得し、K-POPアーティストからはSEVENTEENが2作品ランクイン。これにより国内外での音楽シーンの活気が伝わってきます。
ゲームの圧倒的支持
ゲーム部門に目を向けると、新作『ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…』がNintendo Switchおよびプレイステーション5で圧倒的な支持を獲得し、首位に躍り出ました。この作品は「HD-2D版」としてリメイクされ、往年のファンを惹きつけると同時に、新たなファン層も獲得しています。
レンタルランキングのトレンド
レンタル部門でも映画『THE FIRST SLAM DUNK』が1位を獲得し、続いて『キングダム 運命の炎』や『ミステリと言う勿れ』などが続きます。邦画が上位を占める中、『アイドル』という楽曲が収録されたYOASOBIのアルバムが音楽レンタル部門で1位に立ち、Official髭男dismや米津玄師、Adoらのアーティストにも影響を与えています。
さらに、コミックレンタル部門では『怪獣8号』が今年4月のアニメ化以降も人気を保っており、2025年にはアニメ第2期放送と劇場版も控えていることから、さらなる盛り上がりが期待されます。
まとめ
TSUTAYAの2024年年間ランキングは、文化のトレンドを知る上で貴重な情報源です。ここで紹介した作品の中には、流行を先取りした注目のタイトルが存在しており、今後の展開にも目が離せません。詳しいランキングについては、
公式サイトをご覧ください。